UPSと言えば、アメリカの国際貨物航空会社です。
クーリエとか、国際宅配便とかと言われるようです。
中国でも「UPS(ユーピーエス)」と言われますが、中国語では「聯合包裹(联合包裹)」(lian2 he2 bao1 guo3/リェンハバオグオ)と言います。
UPSが「United Parcel Service」の略であるため、そのまま中国語に訳しました。
小包は、中国語で「包裹(包裹)」(bao1 guo3/バオグオ)です。
中国には「優比速(优比速)」(you1 bi3 su4/ヨウビス)という、やはり国際物流の会社がありますが、UPSとは違う会社のようです。
こういうこと、よくあります。
ちなみに、DHLは、中国語で「敦豪」(dun1 hao2/ドゥンハオ)と言います。
正式には、中国側パートナーの名を入れて「中外運敦豪(中外运敦豪)」(zhong1 wai4 yun4 dun1 hao2/ジョンワイユンドゥンハオ)と言うようです。
もっとも、普通は「DHL(ディエイチエル)」と言っています。
FedExは「聯邦快逓(联邦快递)」(lian2 bang1 kuai4 di4/リェンバンクアイディ)です。
上海にいた頃、あまり使いませんでしたが、こちらは「聯邦快逓」と言われていたような気がします。
で、先日、11月20日、上海の浦東(浦东)(pu3 dong1/プドン)空港で働いていた人から、新型コロナ陽性が出ました。
この人は、UPSで、安全検査を担当していたと言われています。
浦東空港では、何じゃコリア?の大変だ!となり、11月22日の夜から、浦東空港で働く人全員に対し、核酸検査を実施しました。
大変です!上海の浦東空港で、全員PCR検査を行いました
この日、17,719人に対し、PCR検査を行ったのだそうです。
そして、翌日、11月23日に、結果が判明しました。
17,718人が陰性で、残る1人が陽性でした。
ということで、またまた、何じゃコリア?の大変だ!になりました。
この大変だ!は、36歳の男性、章(zhang1/ジャン)さんと言います。
ちなみに、中国語の発音では「章」(zhang1/ジャン)と「張(张)」(zhang1/ジャン)は、全く同じ発音です。
ともによくある姓であるため、自己紹介するときは、章さんは「立早章」(li4 zao3 zhang1/リザオジャン)と言います。
もっとも、漢字の成り立ちから言えば「立」と「早」ではなく「音」と「十」に分かれるのだそうです。
なお、張さんの場合は「弓長張(弓长张)」(gong1 chang2 zhang1/ゴンチャンジャン)と言います。
この章さんは、実は、FedExで働く人でした。
濃厚接触者は17人ということで、当然ですが、集中隔離となります。
章さんは、祝橋(祝桥)(zhu4 qiao2/ジュチャオ)鎮の航城七路450弄の小区に行ったというので、この小区が、中リスク地区となりました。
恐らく、章さんが住んでいた場所なのだと思います。
章さんが、どこで感染したのかは、まだ発表されていません。
ただ、UPSの次は、FedExということで、国際宅配便が、もしかして、やばいんじゃね?と思われているのは間違いありません。
実際、やばいのかもしれません。
アメリカにしても、ヨーロッパにしても、あれだけ感染者がいる上に、マスクをするのは嫌だ!と言うのですから、貨物にウィルスがうじゃうじゃいても、まあ、おかしくはないかなと思います。
別に、よその国の感染症対策について、とやかく言うつもりはありませんが、腐った日本のメディアが、ヨーロッパの防疫を参考にしろ!とか言うのを聞いて、何じゃコリア?のバカじゃない?と思ってしまいました。
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