ポカラでトレッキング、山の中は怖い | 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

迷った末、帰りも徒歩で帰ることにした私は、


再び、来た時に通ったレストランをまずは目指す事にしました。



レストランは、あれですよー。

山側から行き来するには、本当にレストランの中を通らなきゃ、他に道はないのか本当に謎。



実は、来た時に、レストランのはしごを登っている時、タオル落としてたんですよね。


なんか、私は究極に疲れすぎるとタオル失くす癖があるようです。


一回目はアンコールワットの体調絶不調時に失くして、その後も何度も危ないって時が!!



でも、帰りも歩いて行くことにしたおかげで、無事回収できました。



さあ、ここからがトレッキング帰り道、本番です!

 


 


ちなみに帰りは、来た時の階段道じゃなくて、


後半に出てきた看板の示す、ダムサイドへの山道を行ってみることにしました。

 


 

 

↑これこれ



たぶんこの道で行けば、もしかしたらmaps.meの示す通りに、2時間で着くかも。


って期待を込めて。




山道に入りました。



でも、道が結構はっきりしてるんで、階段より断然楽。

 


 


相変わらず観光客なんて歩いてないし、地元民ですら誰も歩いていない完全山道です。

 

 

 

 

 

登山ってさぁ、すれ違う人と挨拶しながら進んで行くんじゃないの!?




ターザンが出てきそうな、すっごい木の蔓。

 


 

 

とは言え、実は。。。



ちょっと遠回りでも、 来た時の階段道と村の中の道で来れば良かったって後悔し始めています。 



だって、途中道が分かれていると、本当にこの道でいいのかなって不安でしかないし、


何より、人っ子一人歩いてない場所ってのが、かなり恐怖心を煽ります。


こんな山奥で山賊に襲われたりでもしたら、本当どうしようもない。



どの町かはわかんないけど、インドとの国境辺りには、山賊が出るって聞いた事がある。


ラオスの山でも、まだ居たりするらしくて、町を移動する時に気をつけなって言われたのを思い出す。


友人が、アメリカで初トレッキングした時、道間違って遭難しかけたって言ってたな。




いやもう、嫌な事しか思い出さない。




時々、こんな感じで、木が倒れて道をふさいだりもしています。

 


 

 

この木ども、結構な大きさで、私の太腿くらいまでの高さがあるんで、


いちいち越えるのが大変です。




それなりに歩いてきちゃったけど、引き返そうかな。。。



いや、駄目だ!!振り返っちゃ駄目だ。



もはや、自分の信念って言うよりも、振り返るとなんか居そうで見えそうで怖い!!



それに、止まることも、ちょっと腰を下ろして休むこともできないんですよ。



怖いってのもあるけど、何よりもう足がふらふらで、止まると足が震えるんです。




一心不乱に歩いて来たけど、だんだん、道にも雑草がはみ出すようになって来て、



小径は分かれたりもしているし、看板はおろか、標識なんてもちろんないし、



本当にこのまま突き進んでいいのかなと思うような道になってきました。



エントの木の髭の長老に、エントムートして、出口まで運んでもらえないかな。。。





でも、ふと気付いたのです。

 


 

目印がある!




ネパール人がよくおでこにつけているあの赤いの、


シンドゥールが行く手の木につけてあって、ちゃんと道案内してくれているのです。




これを目印に進んで行けば、小径が分かれていても大丈夫。



そもそも、トレッキングルートでもmaps.meでも推奨されているのは、この山道なんで、

ちゃんと理由があるはずだし、楽なはずだし。

 


 

 

と、ようやく山歩きに対して、心も落ち着いて来て前向きになってきました。



少しして、村が真横に見えるようになってきました。


でも、来た時に、山に入ろうとした集落の場所はまだまだ先だな。




牛を散歩させてる夫婦が居たので挨拶しました。


 


おじいちゃんから、ネパール語で何か言われたんだけど、


残念ながらわからないので、適当に頷いて通り過ぎました。

 


 

でも、それが運命の分かれ道でした。



さっきから、ずっと道案内をしてくれていたシンドゥールの赤マルは、


相変わらず続いてくれているのですが、でもだんだん示すルートが、


けもの道状態ですらなくなり、草が生い茂って、道すらなくて、


本当に踏み出して大丈夫かというルートになって来たのです。



しかも、さっきまで真横に見えていた村は再び見えなくなり、


右も左も前も後ろも、再びの山の中なので、なんだか暗い。


相変わらずmaps.meは、ただの空洞状態の場所を、そのまま行けと示している。



でも、なんか怖い。


いったん、村が見えちゃったからなのか、人に会って安心したからなのか、心細さMAX。



もう、山歩きの近道にこだわらず、来た時みたいに村の中を歩こうと思って、


村側に向かいました。


でも、村との境目には、私の身長よりも遥かに高い柵が建ててあり、とても登れそうにもありません。



どうしよう。


さっき、おじいちゃんと挨拶した、村に出られそうな場所からは、


すでに30分は歩き続けてしまって、しかも、なかなかの段差を下ったりもしたので、


また30分以上かけて戻るのかと思うと、気持ちが揺らぎます。



ふと、かばんを見ると、今まで生きてきた中で見たこともないような虫がとまっていました。


見た目は、真っ黒な糸みたいな虫で、気持ち悪くて、指ではじいてとばしたら、


糸みたいなの出して、びよ~んってなったから、もう怖くて本当に泣きそうになりました。



と、同時にさっきのおじいちゃんのネパール語が、エコイックメモリーから甦ってきました。




はっ!!



もしかしてだけど、さっきのおじいちゃんは、どこに行くんだ?って言ったんじゃないかな。



その先は、難しい道ってことを教えてくれようとしたんじゃないの。




もう、そうに違いないと思ったら、迷うことなく引き返していました。



折れそうになる心を、折れてる場合じゃないし!って自分で励ましながら、段差を必死に登り、


さっきのおじいちゃんに会った辺りまで引き返してきました。



もう牛達は居ませんでした。



とは言え、村の中に抜けて帰ろうと思って歩きだしたら、


なんとさっきのおじいちゃんが立ってて待っててくれたのです。



再び、おじいちゃんはネパール語でなんか話しかけてくれたんだけど、


相変わらず私には正解はわかんないけど、ダムサイドに行きたいんだって事を伝えると、


おじいちゃんは、村の中ではなく、柵沿いにずーっと歩いて行けると教えてくれました。


(結果、このおじいちゃんが教えてくれた道が、村の中をうねうね来た時よりも、


かなりの近道でした。)




ううう。。。ほんとネパール人って優しい。



おじいちゃん、ダンニャワード!



おじいちゃんは、首をかしげて頷いていました。

(ネパール人の”イエス”は、首を縦じゃなくて横にかしげるのです。)




ってことで、もしポカラで日本山妙法寺に歩いて往復するという方は、

この感じの村↓ が登場した時点で、村側に出た方がいいです。

 


 


この辺りからは、3メートルくらいはありそうな鉄柵が登場するので、


そしたら村側には行けなくなりますので注意。↓

 


 


とは言え、完全に行きも帰りも山だけを通ったって人もたくさんいるみたいだし、


行きにあった、トタン屋根の集落の所から山に入るってのも地図の案内ではありますけど。




ただ単に私が山歩きってものをちゃんとわかってないから、怖く感じただけかもしれませんが、



何度も書いてるけど、ガイドブックでも初心者用トレッキングコースって言うけど、



正直な感想、ちっとも初心者用じゃないです。




距離があっても、もっと人がたくさん歩いてるコースの方が初心者用に相応しいと思うし、


いや、こんな風に人が全く歩いても居ないコースで、


初心者は、他人の迷惑にならないように練習しとけよってことかい、



遭難するわー!!!




はい、愚痴おしまい。




ってことで、ここからは、もうすんなり平和に帰れるはずでした。



いやもう、私は方向音痴なんかじゃない!はず。。。



トレッキングは、次回記事が最後です。




早く、宿に帰りたい。。。








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