みなさま、私は今とっても焦っております。
なんだか、旅先慕情を募らせて、一人旅への想いをバガンの景色に馳せてたら、
気がつけば太陽が傾いて、夕焼けが始まっちゃっているからです。
バガンでは夕陽を見るって決めてたのに！！
急げ急げ！！
とりあえず、夕陽が沈んでしまうと、あっという間に真っ暗になって、
こんなペーパードライバーなんて、危険極まりない！！
ってことで、だいぶ遠くへ来ちゃったんで、
せめてオールドバガンの辺りまで戻ってしまいたいのと、
綺麗な夕陽を見るために、どこか仏塔に登りたいのです。
とは言え、以前にも書いたとおり、外国人の落下事故続出によって、
登れる仏塔も限られているし、ガイドブックなんてあてにならないんで、
自分で探すしかありません。
急げ急げ！！
なんとかオールドバガン辺りまで帰って来て、
入り口付近に同じようなバイクとか自転車とかが、何台か停まっているのを発見。
もしかすると、この辺りで登れるパコダがあるのかも！！
って事で、私もバイクを停めて、奥の方へ歩いて行ってみました。
そしたら勘が当たったー！！
欧米人が何人か登っている少し大きめの仏塔を発見。
オンボロだけど、ちゃんと階段もあって私でも登れそうだったんで、
てっぺんまで登ってみました。
そこからの景色は。。。
いやもう、本の中の世界みたい。
もう美しすぎて。
こんな風に一人でも、声をあげてしまうくらい素敵な景色に、
今までも何度も出会ってきたけれど、
やっぱりバガンの自然と、そこに佇む仏塔だけの景色の中の夕陽は、
本当に本当に圧巻でした。
あっちを見ても、こっちを見ても、
少しずつ色が違って見えて、どの色も綺麗。
ああー、今私は、バガンの景色に包まれているんだなー。
本物の景色の真ん中にいるんだなって、胸がいっぱいにならずにはいられません。
正面には。。。
大きな夕陽！！
またひとつ、辿り着く事が出来た。
この夕陽を見ることが出来た。
東京に居る時は、絶対に見ることなんてしない夕陽も朝日も。
思えば、いつも東南アジアの夕陽を思い出してた気がする。
初めての長旅で、色んな町から夕陽を見て、色んな想いを感じてた。
心の中にあった絶望する気持ちが、
こんな風に夕陽を見ただけで溶かされていった気がしたこと。
後悔も、綻びの気持ちも、ありのままに抱えたまま生きて行けよって言われた気がしたこと。
今でも、周囲の醜悪な言葉に負けそうになって眠れない夜は、
あの夕陽を思い出してみると、また戦う気持ちが溢れて来てくれること。
いつも、私のそばには、初めての長い旅の東南アジアの夕陽がいてくれた気がする。
カオプーンで、偶然会ったおばちゃんに夕陽を見ることを教えてもらってから、
たくさんの夕陽を見てきて、今日また新しい夕陽を見ることが出来た幸せ。
バガンの遺跡の間に沈んでいく夕陽も、しっかり目の奥に焼きつきました。
ありがとうー！！バガン！ミャンマー！東南アジア！！
さて、２記事連続で、旅先での湧きあがってくる感情をつらつらと綴ってしまいましたが、
ここからは、急いでニャウンウー村に帰らなきゃです。
一応、暗くなると危ないからと約束した、フミヤさんとの門限もあるし。
よし！ニャウンウー村まで、再びとばしますか！！（あくまで自分比で）
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☆新しい記事は、
バックパッカーと虫との闘い です。
旅先であったちょっと怖い虫話。あ、あいつの写真は出て来ないんでご安心を！
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