バガンの一日が始まります。
まだまだとっておきの朝日を見るつもりでいるけれど、
ひとまず今日は、宿の屋上から。
私はこの東南アジアの朝が、世界で一番好きです。
まだ暑くなり切ってなくて快適で、どこからかニワトリの声とかが響いていて、
うるさい車や原付のクラクションなんかも聴こえなくて、
もちろん砂埃も舞い上がっていない静かな朝。
それでも、東南アジアの人達は早起きだから、
現地の人達が静かに朝を過ごしている音が聴こえて来る。
カンチャナブリーのニワトリの声が響く朝、
アユタヤの謎のサイレンみたいな鳥が鳴く朝、
パクセーの村の、家族が外で朝食をとっている風景。
次の町へ行くのに、涙でお別れしたシェムリアップの朝。
印象的な朝を思い出すと、東南アジアばっかり。
国によってだいぶ朝の景色が違って、
でもどの東南アジアの国の朝も凄く澄んでいて、清楚で。
やがて、活発で賑やかに動き出す一日の始まりがいつも感じられるのです。
東京に居る時は、疲れきって目が覚めて、仕事に行く道のりも、
満員電車も自分も景色も、どよーんとしてて、
体はまさに鉛のように重いけど、旅先マジックは凄い!!
さすがに移動続きで背中がガシガシに痛かったけど、起きたくないなんて全く思わなくて、
すんなり起きて動ける!
アドレナリン出まくりです。
さて、今日は、ポッパ山への日帰りツアーに行くのです!!
バガンでやりたい事の1つだったポッパ山ツアー。
昨日、フミヤさんが紹介してくれたので、すぐに行けることになったのです。
まずは、朝食付きのありがたい宿なので、朝ごはんを食べに行きましょう!
フミヤさんは、今日のスケジュールをしっかり立ててくれていて、
7時に朝食を食べに屋上に行ってねと言われてたんだけど、もちろん私しかいません。
まだ準備中でした。ごめんね。早過ぎだよね。
こんな感じで、ブッフェ式です。
ネパールでは寒くて、なかなか辛い屋上での朝食もあったけど、
本来は、この安宿の屋上で朝食って言うシステムが、気持ちが良くて好きです。
アウンサンスーチーさんの写真が飾ってあります。
オーナーは、スーチー氏支持派なんですね。
あ、私最初は、フミヤさんがここのオーナーかと思ってたんですけど、
フミヤさんは、古株従業員です。
オーナー、一瞬だけ見かけたけど、まぁただの富裕層の人だったんで、
ネパールの時みたいに接する事も話す事も、なかったんですけど。
特にこの宿に日本人が来るのは、フミヤさんのおかげなんだからなと思います。
話逸れたけど、料理が出来あがるたび、従業員の子が私の元に持ってきてくれました。
しかも、パパイヤも切って、まるまる持ってきてくれた!!わーい。
あ、いつもバナナは部屋に帰る際に一本もらって帰って、後でおやつ代わりにしてます。
やっぱり東南アジアは、フルーツが美味しいなー。
南米旅の最後で、パパイヤとメロンを間違えて、パパイヤを食べ損ねたゴロー丸に、
自慢するメッセージを送ってたら、気がつけばすっかり日が登っていました。
バガンの朝は、少し肌寒いくらい。
でも、太陽が登れば、あっという間に暑い時間がやってきます。
ポッパ山も暑いかなー。車はエアコン効いてたら嬉しいなー。
さて、朝ごはんを食べ終えて、部屋に戻って準備をしたら、いよいよ出かけましょう!
7:45にロビーに来てと言われていたので、時間通りに出て行ったら、
すでにフミヤさんがいました。
現地ツアーに参加するのも久しぶりだけど、
東南アジアは宿に迎えに来てくれるのがありがたいけど、
ちゃんと来るかなーの不安感がどうも好きじゃない。
でも今日は、フミヤさんと待っていられるので、心強いです。
お話しながら、今日のツアー代を払おうと思ったんだけど、大きいお金しか持ってなくて、
そしたらフミヤさんが、自分もお釣りを持ってないから、
後でどこかでくずして持ってきてくれればいいよと返してくれました。
こういうので、預かっておいて後で返すよと言ってとぼけると言う、
お釣り詐欺をする人が多いので、
(ハンガリーの日本人宿でも、実は代理人の旅人にやられそうになったし)
誠実な人なんだなと思いました。
日本語を話すだけでも貴重なのに、ちゃんとこういう人なのはかなり素敵な魅力ですね。
ミャンマーでも、こういう人に出会えて嬉しい。
さて、8時ちょい過ぎ、今日のツアーのバンが到着しました。
「シュガーケーンファクトリーにも行っておいでよ!おもしろいよ!」と言って、
フミヤさんがドライバーに寄るように頼んでくれました。
「帰りは、日本人の男の子ピックアップして戻ってくるから、日本人に会えるよ!」
おお。それは、楽しみだな。
「じゃあ、いってきまーす!!」
フミヤさんに元気に手を振って、出発です。
ドライバーさんよろしくね!!
それにしても、綺麗なバンだなー。
しかもエアコンしっかり効いてて、かなり快適。
ちゃんと座席に可愛い枕までとりつけてるし、凄い!!
しかも、いつものように、ところどころで停まりながら、
客を拾って行くのかと思ってたら、参加者どうやら私一人しかいないらしい!!
完全セルフツアーですよ。
他に外国人の旅人がいるのも楽しいけど、
一人で現地ツアー参加してる人って、やっぱり少ないから、これはこれで快適。
こんな贅沢でいいのかな。
ドライバーさんは、英語も一切話さないんで、車内はラジオの音だけ響いてるけど、
でも、もう楽しいです。
すぐに賑やかなエリアを抜けて、どんどん山奥へと走って行きました。
のどかな景色が拡がり始めます。
牛達の散歩風景。
これが日常なのも、凄いなぁー。素敵だなー。
昨日、バイクに乗って見た景色も素敵だったけど、遺跡じゃないエリアの田舎景色も素敵で、
全てが楽しくて、言葉を発しなくても、誰もいなくても、
すでに始まったツアーにわくわくしっぱなしでした。
でも。。。
そんなわくわくした気持ちは、すぐに予想外の景色に変わり、
また1つ、ミャンマーの今を知ることとなりました。
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