デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

フランシスコ教皇(ローマ法王)のメッセージ

2019-11-24 23:48:33 | 人生の棚卸し
 フランシスコ教皇が来日され 早速!広島、長崎をご訪問されました。
 戦争や紛争で苦しむ人たちを横目に、核兵器の保有や軍拡競争が続いている現状に対し
 『これは神に背くテロ行為です
 『核兵器は世界や国の安全に対する脅威から私達を守ってくれるものではありません
  核兵器のない世界は実現可能であり必要とされています』と語られました。
 平和を求める人々への大きな励ましに、こころ深く感動しました。



               しばし釘付けになつた或る彫刻美術館の庭に咲く真紅の薔薇

 二年程前のこのブログ(2018.1.3)で「ロ-マ法王が異例のカード配布を指示」との報道をご紹介しました。法王のこのカードには「焼き場に立つ少年」の写真とともに「戦争の結果」と題した法王ご自身のメッセージが記され、世界中の人々に発信されました。
  
 
  「焼き場に立つ少年」を撮影した従軍カメラマンJ.オダネルさんの言葉(抜粋)
 『少年は焼場までくると、硬い表情で立ち尽していました。5~10分 立っていたでしょうか。ゆっくりとおんぶ紐を解き、焼き場の熱い灰の上に横たえました。まばゆい炎がさっと舞い上がり、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に血が滲んでいるのに気づきました。余りにきつく噛みしめたため、下唇に赤く血が滲んでいました。夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去りました。背筋が凍る光景でした』



 パブロ・ピカソ「ゲルニカ」。ドイツ軍の無差別爆撃で廃墟と化したゲルニカ(ピカソの生地...スペイン:バスク地方の都市)が描かれています。残念ながら実物を観ていませんが、原寸大の陶板画を大塚国際美術館で見た時、岡本太郎「明日の神話」を連想しました。



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過去ログ目次一覧
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
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閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
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旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

        

11 コメント

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長崎は・・ (遠音)
2019-11-25 09:13:18
長崎は今日も雨だったのですね。
長崎に一ヶ月間滞在したのは昨年の10月でした。
法王の配られたハガキを私も頂きました。
その少年に間違われてずーっと取材班に追いかけられた
少年にもお会いしました。
降る雨の中時折見せて下さる法王の微笑み美しかったですねー 

お相撲終わりましたね・・なぜか苦々しい
横綱相撲を見せつけられて・・ふとデ某さんのことを思っていました。デ某さんも哀しかろう・・と。
遠音さん (デ某)
2019-11-25 14:17:59

遠音さん
コメントありがとうございました

> 長崎は今日も雨だったのですね。

ず~っと昔、長崎に二泊三日の出張をした際 三日間とも雨でした。
やっぱり 長崎は今日も雨...と私も思いました。
その時 或る会合で挨拶されたのが長崎市の本島市長でした。
本島市長は「天皇さんがもっと早く決断していれば広島・長崎の悲劇はなかった」
と発言されたことで 当時 大変な騒ぎとなりました。
それから暫くして 本島市長が銃撃されたとのニュースには 本当にびっくりしました。
恢復され 数年前 92歳の天寿をまっとうされましたが
あの事件からからもう30年が経ったと思うと、感慨深いものがあります。

> 長崎に一ヶ月間滞在したのは昨年の10月... 法王の配られたハガキを私も頂きました。
> その少年に間違われ... 取材班に追いかけられた少年にもお会いしました。

そうでしたか。そんなことがあったのですね。
あの少年は 古いアルバムにある父の少年時代によく似ています。
父より十年ほど若い方だと思いますが、戦後をお元気に生きていらっしゃれば と...。

> 降る雨の中時折見せて下さる法王の微笑み 美しかったですねー 

はい。法王の一瞬の微笑み... が心にしみわたりました。

> お相撲終わりましたね・・なぜか苦々しい
> 横綱相撲を見せつけられて・・

白鵬に対する遠音さんらしい感想ですね(笑)
函館の私の義母が白鵬に同様の印象をもっています。
私は よくぞ異国から来て 綱までしめ よく務めている!と評価しているのですが...(笑)
幕下の大鵬の孫 納谷も どうにか勝ち越し、来場所は十両をうかがう位置に...。
そして彼の弟も序の口で登場します。
容貌は兄を超えそうな気配... 活躍が期待されます。

混成合唱組曲「水のいのち」を!
https://www.youtube.com/watch?v=vaV5t594Qgs
Unknown (えりこ)
2019-11-26 17:28:44
ローマ法王、ハードスケジュールの中、各地で愛に満ちたお姿を見せてくださいましたね。テレビで見ながらじーんと来ました。どうか、平和な世の中に!

白鵬、私も割と好意的に考えています。だって、すごい人ですよ。日本に帰化もして、一時期角界を1人で支えてくれたようなものです。最近はもう余裕がなくで、横綱自身必死なんだろうなと。 万歳とかしなくてホッとしましたけどね😅
Re : えりこさん (デ某)
2019-11-26 21:40:23

えりこさん
お訪ね&コメント ありがとうございました

> ローマ法王... 各地で愛に満ちたお姿を見せてくださいましたね。
> テレビで見ながらじーんと来ました。どうか、平和な世の中に!

宗派を超え 偉大なお姿とお言葉が 心に深くしみ 励ましをいただきました。
そして 時折 微笑まれるその一瞬に 不思議な感動をおぼえました。

> 白鵬、私も割と好意的に考えています。だって、すごい人ですよ。
> 日本に帰化もして、一時期角界を1人で支えてくれたようなものです。

白鵬は 2000年10月 15歳で角界を目指して来日しました。
当時 小柄な少年白鵬を入門させてくれる部屋はなかなか見つからなかったそうです。
そうした状況から 2004年初場所 新十両に、その年5月に新入幕、2006年5月 遂に大関に昇進。
そして翌2007年7月 22歳で新横綱となり 以来12年余にわたり綱を張っています。

異国の地で右も左もわからなかった15歳の少年が 7年後に横綱を張ったのです。
伝統と精神性の突出した大相撲の世界にあって
言葉は勿論、習慣と文化の相異を超え 活躍しつづける白鵬に 心から敬意を表します。

> 最近はもう余裕がなくで、横綱自身必死なんだろうなと。 
> 万歳とかしなくてホッとしましたけどね

白鵬の 張差し、かちあげに対して 横審から「見苦しい」との批判があったと報じられています。
この批判は「当たらない(不当だ)」とは敢えて申しません。
横綱の品位とは何か... 繰返される批判に白鵬はどう応えるのか...。
でも 白鵬の茨の道の相撲道に... 私は密かに拍手をおくりたいと存じます。

えりこさんの久々のコメントにノリ過ぎ とんでもない大相撲談義になってしまいました
ともあれ 来場所は どの力士も怪我をのりこえ 初場所を大いに盛上げて頂きたく思います。
原発再稼働 (リーのママ)
2019-11-27 20:37:48
フランシスコ教皇は心に届く言葉をたくさん残して帰っていかれましたね。
「戦争のために原子力を使用することは犯罪以外のなにものでもない」と、私たちの思いが大きく伝えられたようでうれしかったです。
大学では「良心に照らし責任を持って最良の選択を」と述べられたというニュースに続いて、安部首相が「原発を持っている国と反対する国をつなぐ」などと詭弁を弄した発言が流れていて、恥ずかしくないのかと呆れていました。
環境保護の推進や弱者に寄り添う寛容な社会の実現を訴え、原発は利用すべきでないと述べて帰国の途に着かれたと書かれた新聞の同じページに、女川2号機、再稼働新基準に「合格」という記事。
日本人は彼のメッセージを真摯に受け取るのではなく、ロックスターのようだとお祭り騒ぎだけを印象付けて騒いでいる様子だけをクローズアップする。哀しくなった。
Re : リーのママさん「原発再稼働」 (デ某)
2019-11-27 23:25:52
 
リーのママさん
コメントありがとうございました
真摯で深い貴ブログ記とあわせて拝読しました。

> 教皇は心に届く言葉をたくさん残して帰っていかれましたね。

ほんとうに…。
宗派を超え日本の国民に大きな励ましであり 優しみにみちた深い祈りでした。

教皇の言葉を報じるニュースに続いて、
> 首相が「原発を持っている国と反対する国をつなぐ」などと詭弁を弄した発言
> 恥ずかしくないのかと呆れていました。

この政権を生み出したのは紛れもなく日本の精神風土と民度ながら、
教皇のお言葉がこころに届かない人々を 羞かしむとともに 哀しく思いました。

> 原発は利用すべきでないと教皇が述べられたとの新聞の同じページに、
> 女川2号機、再稼働新基準に「合格」という記事。

北の愚かな三代目が 核兵器だ!ミサイルだ!と喚き
こちらの三代目も GSOMIAだ! 日米韓の軍事共同体だ! 軍備増強だ!と。
北は 核兵器など使わずとも ごく普通のミサイルを日本各地の原発に撃ちこめば
日本中! 核爆弾を被弾するに等しい大惨禍に見舞われます。
軍備増強などより 原発全廃こそ 日本の安全保障の最優先課題でしょうに!

などと… つい!話を一変させてしまいました。申し訳ありません。
それにしても...の思いは思いとして 今一度 ともに聴きたいと存じます。
佐藤しのぶさん「リメンバー」
https://www.youtube.com/watch?v=b_AIh5jUI3I
Unknown (ムベ)
2019-11-28 00:00:35
この少年の姿に心を打たれるのは、軍国少年の
気高さに、心を揺さぶられるのだと思います。
弟の死を負って直立不動の凛々しさは、日本人の
誇りを感じさえします。

でもこれは戦争教育のたまもので、平和な今こんな
子供の表情を見ることはありません。
なにかそのことに、私は何とも言えないものを感じます。
Re : ムベさん (デ某)
2019-11-28 07:48:19

ムベさん
お早うございます。コメントありがとうございました
妻が函館に介護帰省中で、夜は さっさ!と床に就き お返事が朝に!なってしまいました。

> この少年の姿に心を打たれるのは、軍国少年の
気高さに、心を揺さぶられるのだと思います。
> 弟の死を負って直立不動の凛々しさは、日本人の誇りを感じさえします。

父の子ども時代の写真は少ないのですが、
坊主頭に半ズボンの少年の姿は...父の子ども時代にとてもよく似ています。
父は7人の弟妹のいる第一子の長男でした。
祖父は大工、祖母は百姓で 日がな忙しく、父が親代わりとなって弟妹の面倒をみたそうです。
下から二番目の妹がジフテリヤに罹った時は、
医者まで2~3里の道を父が妹を背負って連れて行ったと 祖母から聞きました。
その姿が「焼き場に立つ直立不動の少年」に重なり、亡き父を思いました。

> これは戦争教育のたまもので、平和な今こんな
子供の表情を見ることはありません。
> なにかそのことに、私は何とも言えないものを感じます。

子どもが子ども背負い遠くの医者に背負って連れて行けば、
今の時代であれば 親はネグレクト!虐待!と非難されましょう。
「軍国の少年」とは、ただその精神性のみを言うのではないと思います。
戦争するために! 兵隊にするために!「産めよ育てよ」の国策下で生まれてきた軍国の子たちは
実際、戦争に狩りだされ国のために生命を投げ出しました。
幸運にも父は生き残り、叔父は栄養失調に結核を病み幽霊のような姿で復員しました。
今、そうした夥しい犠牲を顧みず 反省すべきを驕りにさえ変える人々がいます。
父や母たちの世代と 明日を担う子・孫たちの世代を継ぎ繋ぐのが私達の世代であるとすれば、
少なくとも家族にだけは、そして出来得れば私に繋がりのある方々にも
ささやかながら 父や母たちの経験したことの幾何かを伝えなければ、と思っています。
そして被爆国の総理が伝えようとしないことを
ローマ法王が日本に世界にと伝え祈って下さることに
私はキリスト教の信者ではありませんが 心から敬意を表しています。

昨夜、雨が降ったようで、新聞をとりに出ると庭が濡れていました。
そのお蔭でしょうか 当方の今朝の気温は11℃...寒さを感じません。
しかし今日は日中のほうが気温が下がり さらに明朝の最低気温は5℃に下がる由。
ムベさん、どうかお風邪など召されませんよう 暖かくしてお過ごしくださいね
心にあることをお話しします (ムベ)
2019-11-28 10:57:20
私の理解では、神さまがどうされるかは、神さまの主権に拠ることで、
このことは、人間がわきまえるべきもっとも大切な事です。

人の多数決で神がどうされるかを決めることは、神に対する冒涜です。
人の感情によって神を支配することは、心地良く感じるのですが、
非常に僭越なことです。

この子供に言えることは、「ただ、神に信頼しなさい」と言うことであり、
これからも「神がどういうお方であるかを知ることができるように」と、
祈ることだけです。

また、法王の祈りと、この子供祈りのどちらが神に聞かれるかは、わかりきっています。子供の祈りです。
子供は切迫した必要で祈っているからです。彼を慰めることができるのは、
法王ではなく神のことばだけです。

神はどんなに小さな者も慰めることができるのです。しかも信仰を成長させて
しっかりと立たせる言葉です。人間の造り主だからです。

彼は自分で祈れば良いのです。そのことを教えないでこのような場に引き出す
ことは間違っています。
このようなやり方に私は怒りを覚えます。
Re : ムベさん (デ某)
2019-11-28 16:59:44

ムベさん
コメントありがとうございました

> 私の理解では、神さまがどうされるかは、神さまの主権に拠ること...

私は キリスト教についてそれなりの関心をもってまいりました。
しかし信徒ではなく 教義について説くだけのものを 残念ながら持っていません。
ですので ムベさんが理解されていることを ただただ承ることしかできません。

> 人の多数決で神がどうされるかを決めることは、神に対する冒涜です。
> 人の感情によって神を支配することは...非常に僭越なことです。

多数決原理は間接(代議制)民主主義の基本と心得ています。
信仰においてどうあるべきか...私には論じられませんし 僭越に過ぎると存じます。

> この子供に言えることは「ただ 神に信頼しなさい」と言うことであり... 祈ることだけです。
> 法王の祈りと、この子供祈りのどちらが神に聞かれるかは、わかりきっています。

後でUPした You tube について記していらっしゃると思います。
私は この You tube を視て暫く涙がとまりませんでした。
少年は「父は神様を信じていません。それでも父は天国にいますか」とためらいつつ問いました。
私は その場面にかつてない深い感動をおぼえたのでした。

> 彼は自分で祈れば良いのです。
> そのことを教えないでこのような場に引き出すことは間違っています。
> このようなやり方に私は怒りを覚えます。

私は 自分の感動を分かちあいたいと思い ここにUPしました。
ムベさんが怒りを覚えられたことに衝撃を受けました。
怒りを共有することは 私の本意ではありませんので、二つ目のYou tube.は削除しました。
私の器量を超える問題... この項のコメント欄を閉じたいと存じます。