六甲の草原6月16日 六甲 / 東おたふく山 曇時々晴 東西三十キロに及ぶ六甲山地には様々な表情があるが、“草原” と呼べるのはこの一帯だけではないだろうか。今日のような雨上がりの朝など、爽快である。大きな補虫網を持って佇む男がいた。草原にとてもよく馴染んでいた。オオミドリシジミを狙っている、と言う。フィルムケースの中に納まった獲物を見せてもらったが、なるほど美しい蝶だった。