消えゆく峠道11月17日 比良 / 栃生から地蔵峠へ コメカイ道 晴 「栃生(とちゅう)」という麓の集落の名のとおり、山腹の急斜面に踏ん張るように栃の古木が立ち並ぶ。最近、この峠道に通行止めのロープが張られてしまった。崩落のため、という理由だが、崩れ具合は以前と変わらない。往来の途絶えたユリ道は、次第に踏み跡も消え、もとの斜面に戻ってゆく。今後ますますあやふやな道になってゆくだろう。