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オールドカリモク/ファブリックKチェアのメンテ

2019年11月07日 | 家具

caffe 月の虹 で使用中のオールドカリモクのファブリックKチェア。

どうも最近、スプリングが擦れるキシキシ音が出るとのことでメンテを施すことに。

少し汚れはあるものの裏地も当時モノの希少なオールドカリモク。

その裏地を丁寧に外す。

観てお分かりのように通常の合皮のKチェアの構造とは違う構造になる。

(カフェチェアのそれに近い)→オールドカリモク カフェチェアのレストア

因みに音の発生個所はこの部分。

丁度、ウェブスプリングを木製フレームにステップルで固定してある部分。

捨て布を緩衝剤として使って音を防いでるようではあるものの多分、それが擦り切れての金属同士の

摩擦音と判断する。

こんなところに油を差す訳にも行かず、クッションを少し補強して音を和らげることに。

経年のため既にスポンジウレタンはウェブスプリングの跡通り切れかけている。

その部分をこれ以上進まないように麻布の下地材を入れ込んでゆく。仕上がりはこんな感じです。

多少は音も和らいだようで作戦的には成功のようで、裏地を丁寧に戻してメンテは終了です。

 

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