2月16日


ようやく江戸川分岐デルタ地帯に突撃です。
分岐を見れる橋は自動車専用の京葉道路の橋なので、

上流側正面から見れませんが、
デルタ地帯には行くことができます。


こういう点がバイクだと難しくなるんです。
堤防上の道は歩行者用。バイクを停めて歩くことに

なりますが、ただいま絶賛工事中で駐車スペースが
ありませんし、あったとしても長時間置きっぱなしに

すると別な心配がでてきます。
バイクは足がないと行けないとこに行けますが、

車ほどでないにしろ「その先」の行動が
制約されてしまいます。一長一短です。


話を戻して、まずは歩いてきた「行徳街道」で
新江戸川を渡りました。

なぜかというと、新旧両方に水門があるので
観察したいので。これができるのも徒歩ならではです。



なんと、水門は閉まっていました。
豪雨などでパンクしそうな時に開けて

距離の近い東京湾にどんどん流すのか、
潮の満ち引きで海水が逆流しないようにしてるのか…。


ちなみに今、渡ってる江戸川は人口河川で
以前は「江戸川放水路」という名前でした。

そして浦安の方を流れる方を「江戸川」と
呼んでいたんですが、いつの間にか変わってました。

面白いのは、人口河川のはずなのに
下流側は干潟が形成されてます。


実際の江戸川はここから約3倍くらいの
距離を大回りして東京湾に注いでます。
はるか向こうですが河口らしき風景が見えます。


堤防上の道を歩いてバイパスの橋で
戻り、工事中の横を抜けて堤防上を歩くと、

「デルタ地帯」に入ります。
旧江戸川側には国土交通省の施設があり、川は見えませんが、

新江戸川側は野球グランドがあり練習をしてます。
地図上ではグラウンドの先まで道が書いてあるので

とりあえず行ってみます。
釣りの人も多く、川の方に歩いて行く人が見えました。

道の突端には「河原番外地」なんてすごい
名前が付いてます。北海道みたい。



そこへ向かう途中になんの意味があるのか
水を引き込んだいけがあり、水面の高さが道と同じでびっくり。


水量が多いのか護岸まで水が浸ってました。
なかなかワンダホーなとこです。



釣り人がいたし、川の分岐部ってことはポイントが
多いはずだから、もしかしたらデルタの突端(岬)まで

行ってる人がいるはずと藪と林になってる
岬の方に踏み跡を探すとありました。通り道が。


時期的に虫や蛇の心配はないし、
都会だから熊の心配もない(笑)。プチ冒険って感じ。


一人通れるくらいの踏み跡を歩いて行くと、
林に入りその先に広がる水面。

「岬までついた〜」一人喜ぶ私。
「右が新江戸川で左が旧江戸川」。


突端まで行くと京葉道路の橋がありますが、
本当の岬の突端に立ってる感じ。しかも足元は水面。


東京で(すでに千葉ですが)こんな雄大な景色で
核力のある景色が見られるとこがあるとは。

しかも晴天。遠くまで行かなくてもこんな贅沢な
景色と出会えるなんてお得な気分ですし、

ここまでくるのが楽しかったです。
なんか達成感。(旅人やライダーは先っぽが好き)
印の位置。「番外地」ってところが地の果てのようなロマンを感じます。



ずっといたいようなところですが、満足したし、
歩いた距離が少ないので(一応ウォーキング)

堤防上まで引き返して、気になってた「江戸川水閘門」を
見つつ篠崎を目指します。



旧江戸川の水門を流れる川は
結構流れが強い感じでした。

そのすぐ先に「ミニ荒川ゲートウェイ」が。
これが「江戸川水閘門」とか。

ここも水面に高さの差があるようです。
小ぶりなのは通行する船が少ないから?



ちなみに旧江戸川が都県境なので、
川を渡ると東京都江戸川区です。


京葉道路のICにぶつかったので側道へ。
ここ、道路を車で走ってると自動的に自動車専用道に

合流してしまう場所で、側道は一般道なのに
「日本道路公団・京葉道路」(以前)の不思議な区間。



篠崎駅の周りは高層マンションだらけでした。



ここから次のお品書き「新金線を歩鉄」のために
小岩まで「バス連絡」。


その歩鉄の途中で見た景色と、
バスの車窓に見えた景色が

再びここに足を運ぶことになったのです。



距離が短いのに文章長っ。すいません。


追記:ブログを書く時に地図を拡大したら
あの岬が「河原番外地」ということを知りました。

しかも「番外地」(住所が市川市河原!)と呼ぶのかに
興味深いコメントが。

「このデルタ部分は昭和50年代まで東京都と千葉県の
領土問題があった」とか。
そのため当時の地図にはここだけ県境の線がなかったらしいです。