KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

カネやん逝く

 またマイペースでボチボチ書いていきますので、引き続きよろしくお願いします。

 

  

 NHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」のその日のハナシが終わろうかというときに、訃報がニュース速報で流れてきた。昭和の日本の一大スポーツイベントの話終わりに速報が流れてくるのがこのヒトらしい。

 私が生まれる前にすでに引退されていたので、選手としてのすごさは実感がないのだが、つねづねこのヒトは、自分は現役時代180㌔のストレートを投げたと豪語していたので、すごいヒトだったのであろう。

 いや。そんなの嘘に決まっているといわれるだろうが、嘘とはまたちがうのだ。だってカネやんが現役時代には、スピードガンがなかったのだから。数値で表しようのない当時の投手としてのすごさを、あえて数値化したのだ。伝説とはそういうものである。

 カネやんは巨人の永久欠番を持つほどのヒトだが、実は巨人では400勝のうち47勝しかしていない。のこりはその前に所属した国鉄スワローズのときのものだ。国鉄時代は、長嶋や王に立ちはだかる最強の敵だったわけである。

 そして巨人のV9の翌年に日本一になった、ロッテオリオンズの監督がカネやんそのヒトでなのある。そう考えるとなかなか面白く味わい深い立ち位置に、カネやんこと金田正一さんはいたわけだ。そう、コワッパが気安くカネやんと呼ぶんじゃない。

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 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。