42km付近 9.3kg | 左桜(ささくら) の 小粋な トス

左桜(ささくら) の 小粋な トス

~ 二十面相が残した 玉虫色の置き手紙 ~

「処暑」を経て、暑さに かげりが見える中、夏期講習もいつの間にか、「あと2日+最終テスト」を残すのみ。

小6長男「あっと言う間に、夏期講習が終わる…」

「夏休みが終わる」ことも相まってか、夏が終息に向かっているのが、相当 はやく 感じているようだ。

日能研の夏期講習 名物の「算数428問」も、始めた頃はどうなるかと案じていた。本当にやり遂げられるのだろうか、と。
はじめて対峙する問題も多く、正答率は高くない。
だが、多くのハードルにぶつかって 多大なダメージを受けながらも、様々な気づきを覚え、一日も休まず、毎日 約10問ずつ コツコツと踏みしめてきた。

私も 素人なりに、428の問題と解答を撮影した写真を、通勤時間中に毎日 眺めながら、彼のサポートが出来るよう、必死に食らいついてきた。

現在、長男は、428問中、423問まで到達。
満身創痍の旅路だが、ようやくゴールテープが見えてきた。

42.195kmのフルマラソンを走り終える時、急に、今まで乗り越えてきた壁が 愛おしくなり、目頭が熱くなることがある。
それに似た感覚…


夏期講習中に、数回 実施されるテストでは、決して 手放しで喜べるような結果ではなかった。
それでも、過密スケジュールの中、懸命に挑み続けてきた 小さな 一挙手一投足を、心を込めて 賛美してあげなくては。


先程、9月以降のテキストを、日能研に行って、もらってきた。
合計9.3kgの重さ。


2月の受験まで、あと5ヶ月。

奥さんは、時折、長男の第一志望校まで、ジョギングをしている。
小3次男は、長男と遊びたいのを我慢し、なるべく静かにして、本を読んだりしながら 気を遣ってくれている。


合格 or 不合格。

実は、その結果よりも、
今こうして、家族が、同じ目標に向かって走り続けていることが、何より 代え難いことで、大切な宝物なのかもしれない。


長男 の スケジュール表の片隅に綴った、
非力な私から の ささやかな メッセージ。

「君が乗り越える この大きな壁は、
    君の一生を守る 大きな城になる!」