江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

映画「新聞記者」を観て

2019-09-05 | 随想
8月に入って「新聞記者」をユーロスペースでやっと観た。

現在進行中の社会問題を題材に日本で映画が制作されたことが率直にいってとてもうれしい。
監督、出演者、プロデューサー、関係各位のみなさんの勇気と熱意に拍手を送りたい。
そして、同時に官邸に忖度するマスメディアは襟を正せよ、と言いたい。
参議院選挙前に公開されたのもよかった。

マイケル・ムーアの「華氏119」を思いだす。
一石を投じたと思うし、これからも社会派映画を制作してほしい。


さて、韓国では政権、企業の圧政、疑惑、スキャンダルを映画で数多くとりあげ、観客数も多く、興行的にも成功している。
最近でも「共犯者たち」、「1987ある闘いの真実」をわたしも観た。

興行的に成功するかどうかは映画制作にとって大事な要因である。
わたしが観た8月中旬、観客は館内の‪2/3‬程度。
半数ほどは若い方たちだった。

この映画の興行収入は7月23日現在で4.1億円超、観客数33万人。
今でも上映している映画館もあり、東中野のポレポレではたしか9月から上映だから、収入・観客数も7月よりは、もう少し上回っているのではないだろうか。

これからも、強権的な政権や企業の悪辣さを明らかにする映画を制作してほしい。
そんな映画を待ち望んでいる人が日本中に結構いることがわかってよかった。


<K>

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