江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

早起きは三文の徳

2019-11-15 | 随想
スクールガードを始めて間もなく一年が経つが、お陰さまで朝の早起きが習慣化されてきた。

学校現場から完全撤退してからしばらくは、目覚まし時計をセットすることもなく好きなだけ寝ていられる幸福感があったが、これもそう長くは続かなかった。

長時間寝込んでいると、起きてから頭がボーッとして体も何故かだるい感じで、午前中は何もしないで時間が過ぎる毎日だった。

このままでは、病気になると予感したので、今度は少し早目に起きて朝の散歩を試みた。
ところが、これも定着することなく数回で終わった。

生来の恥ずかしがり屋なのかプライドが高いのか……、同じ様な年まわりの老人たちが何人も散歩しているのに出くわすと何か嫌になってしまった。

思えば現役の頃、朝早く出勤しなければならなかった時、早朝散歩する人たちを見かけて、「暇だよな、朝早くから。他にやることないのかね。年金もらって悠々自適ってやつか…」なんて、ちょっと斜に構えて見ていたものだ。
まさか、自分がそういう立場に立たされるリアル感がなかったのかもしれない。

そんなある日、ひょんなことからスクールガードの仕事が舞い込んで来た。
もちろんボランティアだが、引き受けたからには定期的に定位置に立たねばならない。
再び目覚まし時計をセットする生活に戻った。

夏のうちはまだ良かったが、秋が深まるにつれて夜明けが遅くなり気温も下がってきた。
正直言って、眠い目をこすりながら布団の外へ出るのは少々辛い。
現役時代の慌ただしさが蘇りそうだ…。

それでも、洗面・朝食を済ませ、旗を持って現場に立ち、子どもたちに声かけしながら忙しく立ち回っていると眠気も寒さもダルさも感じない。
家を出てから仕事が終わって帰るまで、約1時間弱、気分は爽快になる。

とりあえずは今のところ、スクールガードによって「規則正しい生活」リズムが有効に機能しているようだ。
もっとも、スクールガードというシステムや運営の仕方等には問題があると感じている。
しかし、私自身の健康維持に貢献してくれているうちは続けようと思う。

最後に「早朝散歩」については、今は考えが少し変わった部分もある。
私がスクールガードをやっているのと、同じ意味でやられているのかもしれないからだ。
それに、私の敬愛する仲間たちが早朝散歩やランニングをしているのを見るにつけ聞くにつけ、自分もやってみたい気持ちが出てきたし……。



<すばる>







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