江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

「韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」に参加して

2019-09-08 | 江戸川区教組



毎年、荒川河川敷で行われている関東大震災韓国・朝鮮人犠牲者追悼式に参加しました。

主催者あいさつ(ほうせんかのホームページ参照)の後、李政美さんの歌(セノヤ、京成線、朝露の3曲)を聞きました。

個人的には、「朝露」が聞けてすごく感動しました。
前半ハングルで、後半日本語で歌っていました。

その後、もうすぐ80歳になる在日韓国人2世のソウ ジョンファンさんという方の発言がありました。

ソウさんは、1940年、深川生まれ。ソウさんのお父さんは、16歳で家の事情で来日。日本各地で土木作業などの仕事をしてきたそうです。

兵庫で働いていたからよかったけれど、もし東京で働いていたら、ソウさんは生まれていなかったかもしれないとおっしゃっていました。

「犠牲になった人を無駄死ににさせないのは、私たちの責任。歴史を学ぶことが犠牲者への弔いになる。」
「自然災害にしても人災にしても、事実をうやむやにしては、未来の人たちに教訓を残せない。なぜ、流言飛語が真のように流布したのか。なぜ周りの人たちは止めなかったのか。しっかり考えていかないといけない。」
「亡くなった人はかえりません。でも、この悲劇がなかったらなと思う。」
『ヨイトマケの唄』を歌いながら、思いを語ってくださいました。


次に、関東大震災の時に虐殺された王希天さんのご遺族の方(4世)の発言がありました。

「先代がのこした思いを広めていくことが大切。戦争のない平和な社会を共に築いていきたい。」
3世のご遺族、浙江省からのご遺族も参加されていると紹介がありました。

参加者は350人ということでした。

今日は、江東区で中国人犠牲者の追悼式、集会があるそうです。




<サムルノリがよかった!>

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