江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

大人だって「群れる権利」がある!

2020-09-23 | 江戸川区教組


 先週の金曜日(9月18日)午後6時半から日比谷の野外大音楽堂で「さようなら原発9.18首都圏集会」があった。

例年は春と秋の2回「全国集会」が開かれていたが、今年は、コロナウイルスのために春の全国集会は中止になり、
約1年ぶりの集会になった。

会場オープンとなる6時の15分前には現地に着いたのだが、入場までには20分ほどかかった。
入口で、手指の消毒とサーモカメラによる検温チェックがあったからだ。
私が到着した時、会場入口からの列が日比谷図書館の前まで伸びていた。


 会場に入ると「フィジカルディスタンスを取って着席してください」とのアナウンス。
それでも、席は半分近く埋まっている。
あちらこちらで「お久しぶり。元気だった?」の挨拶が交わされている。

ステージでは、「星ノ飛ぶ夜」というバンドがオープニングコンサート中。
アコースティックの編成に鋭い歌詞を載せて歌っている。
一昨年の代々木公園の集会ではうじきつよしさんがライブをやっていたな。
いつも元気な声で司会をしていた木内みどりさんも鬼籍に入ってしまったな。
などととりとめもなく考えてしまう。

 集会は呼びかけ人のひとりである落合恵子さんのファイト溢れるメッセージで始まり、
佐高信の「奥羽列藩同盟から、一番早く脱落した秋田出身の菅新首相は、絶対に信用できない」
というユーモアにあふれた苦言に引き継がれた。

 福島の現状報告、茨城の東海第二原発再稼働反対のアピール、青森六ケ所村の再処理工場問題の報告、
と続き最後に気候変動と石炭火力発電問題について、
一刻も早く「石炭火力」の見直しが必要との訴えがあった。


 集会のあとは、デモ行進。
これもしばらく行われていない。
街宣者からのアピールはあるが、参加者のシュプレヒコールは無しの「サイレントデモ」になった。

ただし、東京電力の本社前では、プラカードを掲げ
「再稼働反対!」「被災者に保証しろ!」「責任を取れ!」とアピールした。


 久しぶりに集会に参加してみて「大人だって『群れる権利」がある!」ということをしみじみと感じた。
社会活動を全てリモートで行うことなど不可能。
ましてや社会的運動には、集まり声を交わすことが不可欠だ。
「ウイズコロナ」「新しい生活様式」などのキャッチフレーズで、「群れる権利」を諦めてはならないと思う。



-K.H-
 

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