江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

第31回江戸川区教組大会で話されたこと

2020-08-07 | 江戸川区教組
江戸川区教職員組合定期大会で教育現場のいろいろな話がでました。
皆様に学校現場の現状を少しでも知っていただきたく投稿しました。

ある職場では、パワハラをしていた管理職の異動により無駄な会議が減ったり、職場環境が整備されたりで、働き方が大きく変わったという報告がありました。
それまでは、夜7~8時は当たり前で、12時過ぎても職場に残っている人がいたそうです。


一方、ある職場では、給食配膳の大変さや会議が4時から開かれ、「コロナだからしょうがないよね」と、休憩時間中の会議も余儀なくされているという報告がありました。

また、テレワーク期間中は、何をするかの計画案を立てたら自宅で報告書の作成、クラスの児童向け動画作成と大変だったという話もありました。


ある職場では、スクール・サポート・スタッフ(SSS)さんの働きによってずいぶんと助けられたという話があり、実際に体験された方からは内情が話されました。
給料は、都の最低賃金程度で、副校長と二人でずいぶん学校がきれいになったが、教員の仕事内容についてあらためて働き方改革の必要性を感じたとのことでした。


その他、今、教員が不足している中で、都教委に不採用とされた退職者からの話がありました。
都教委は理由を開示しないとのことで、これまで何十年も教員を務めてきたにも関わらす、不採用の理由が分からず、今後何らかのアクションをとりたいとのことでした。

都教委に提出された課題文「あなたが授業をする際に心がけていること」を読ませてもらいました。
心に響く文章でした。
これは、私たちの身近なところで起こっていることです。
ぜひ応援していきたいと思います。


その他、パワハラの相談については、今年度異動された方からの情報で、世田谷区教委にはパワハラ相談窓口が設置されていることがわかりました。
東京都には相談窓口があるものの、やはり身近なところに、窓口が必要だという意見がたくさん出されました。

後日、その件について、当組合で江戸川区教委と交渉したところ、6月に全教職員に向けてハラスメントの相談窓口が江戸川区教委の指導室にあることを流しているとのことでした。

流された文章を読んでみると、「まずは、管理職に相談して云々」とありました。
パワハラは、管理職から受けることが多いわけで、相談できるものではありません。
むしろ、いつでも相談窓口に電話できるよう、パワハラの抑止も兼ねて、パンフレットを全教職員に、そしてポスターを全校に配布してもらうよう、今後は要望していきたいと考えています。


ここに記載したことは、学校現場の現状の一端でしかありません。
働き方改革と言う名の元にお金も時間もかけず小手先の改革で、更に、新型コロナウイルス感染予防対策もあって、教育現場は大混乱です。

次は、そうした学校現場の声をお届けできればと思います。


-Y.H-

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