~テーブルから広がる幸せを未来へつなげる~
一輪の花、一本のキャンドルから
花のある暮らしの豊かさを楽しむ
フラワー&テーブル Cija シージャ です
突然の訃報に奈落の底に突き落とされたような
衝撃と悲しみが走ったのは、先週の今日でした。
オランダに住み始めてはやくも15年目。
子供達を授かり、曲がりなりにも自分の仕事をし
システムが全く違う中で壁にぶち当たりまくりながら
なんとかやってこれたのは、人との出会いのお陰でした。
夫は昔から長期海外出張が多く、学齢期に入った子供達と私は
この異国オランダでひたすらお留守番。
子育てと仕事の両立は勿論、教育システムのまったく違う学校で
よくある「Oudersavond」や「Infoavond」(保護者会や面談など)、
その他の行事モロモロ意味が分からなかったり、とても一人では回らないことも多くありました。
夫の家族はとても仲がよく、皆、親切だけれどいかんせん物理的に距離がある。
子供が体調悪い!夜の保護者会がある!
学校とこの仕事がどうしてもぶつかってしまう!
夫との仕事で数日間泊まりになる!・・・・などなど
そんな時、いつもサポートしてくれたのが、同じアパートに住んでいたAnneke夫妻でした。
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最後ややっぱりこちらで☆リンゴと薔薇の実で作る感謝のリースと
一体何度一緒に食事をしたことでしょう。
彼らの息子さん家族も巻き込んで、彼らの家で私が手料理を振る舞い
食べて飲んで夜が更けるまで話し込み目がなくなるほど笑った夜。
ご夫妻の結婚50周年ではデンボスの古いカフェで歌って踊って大騒ぎをし
めちゃくちゃ楽しい時間を過ごしましたね。
いつも底抜けに明るくストレート、ゴージャスで、ユーモアたっぷり
美味しいものが大好きで、料理クラブにゴルフクラブ、ヨガ、スイミング・・と
多くの友人と楽しみながら、家族を誰よりも大切に、そして娘達にも家族のように温かく接してくれたAnneke。
私達が引っ越した後も、同じ学校に通う娘達の姿を見たくて校庭まで来てたAnneke。
昼ごはんは 「うちに食べにおいで」 と毎週月曜に次女が来るのを楽しみにしていたAnneke。
昨年の今頃から突然の不幸に見舞われたかのように、体調を大きく崩し
辛いことばかりの連続で、夏には私達も大好きだった息子さんも失い、、、辛かったね。
何度も一緒に泣いたね。
この1年ずっと胸が痛かった。特に夏以降はずっとずっと苦しかった。
3月には久しぶりに娘達とAnneke宅を訪れたところでした。
夫は長期出張の合間、束の間オランダにいる際にAnnekeと電話で長く話し
4月終わりに帰ってきたら、もう出張はしばらくないからまたゆっくり会おう、と。
語り尽くせない。
亡くなった知らせを受けたとき、娘達は翌日の旦那様のお誕生日に渡す絵を描いていました。
本当なら子供達連れてプレゼントを渡しに行く予定だった。
その予定だった日にとりあえず家を訪問し、話を聞いて、、、娘達を連れてご遺体にも会い、昨日葬儀に行ってきました。
人の命の儚さに、、、茫然とします。
ただ、茫然と、涙と共に思い出をたどりながら、ひたすら茫然と過ごした1週間。
娘達がセレモニーでキャンドルに火を灯した姿を見て、最後のお別れなんだな、と確認しました。
優しさと分け隔てのないオープンさと温かさ。誰にでもいい顔は決してしなかった。
貴女がいなければ、オットの度重なる不在の心細さを乗り切ることは出来なかったでしょう。
貴女がいなければ、仕事を再開することもなかなか出来なかったでしょう。
貴女のその大きな温かさは子供達の記憶の中にしっかりと残り息づいています。
心から感謝します。そして会いたいです。
天国で一足先にBobと楽しくゴルフでもしてると思うと、心が落ち着きます。
大好きなAnneke、いつまでも忘れません。