《NHKテレビより》

 

クラフトビールを作っている小規模な醸造所は、

全国で400か所以上あるが、
原料の一つであるホップは、

冷涼な気候を好み栽培は難しいことから、
東北地方など僅かな場所でしか生産されていない。

こうした中、
高野山にはホップから栽培し、
クラフトビールを作っている人たちがいる。

 


和歌山県北部に位置する世界遺産である高野山。


およそ120の寺が集まる祈りの場所だ。

 

 

高野町富貴地区の畑で青々と実っているのがホップ。

栽培しているのは、

地元の有志が集まって設立したメンバーたち。

約2000㎡の畑を借りて、
3年前からホップを栽培している。

 


観光客で賑わう高野町だが、
じつは町の人口は減り続けている。

昭和35年には9,324人だった人口が、
平成27年には3,352人にまで減ってしまった。


 

人口減少に伴い、
耕作放棄地も年々増加している。

何とか町を活性化したいと、
注目したのが、

クラフトビールの原料となる「ホップ」だった。

高野町富貴は標高が高いことから、
年間を通じて気温もそんなに高くならない。

これならホップも育つのでは…

そう考えてホップ作りに乗り出したが、
苦難の連続でそう簡単にはいかない。

耕作放棄地の畑は養分も足りず、
最初はホップが大きく育たなかった。

 



土自体の地力がなかったのである。


薬草や野菜などの連作で、

地力が低下している状態で、

いくら肥料を入れてもうまく行かない。

そこで期待されたのが、
生体ミネラル農業用(※JAS規格)。


ミネラルをベースに他の資材も使用しながら、

今も継続して土づくりを行っている。


ホップ栽培から3年目となる今年、
ようやく本格的なビールの醸造にこぎつけた。

ビールは麦芽にお湯を混ぜたものに、
香り付けのためのホップを入れ、
熟成させて作る。



そして完成したビールをある場所に運び込む。

高野山真言宗の総本山:

金剛峯寺(こんごうぶじ)である。


 

地元の特産品として、
高野山を代表とする寺にも

後押ししてもらったのである。

 



ビールに付けた名前は、
クラフトビール「天空般若」、
聖地で作られたお酒という意味がある。


 

このビール、
なんと宿坊にも出している。

弘法大師も、
「高野山は冬の寒いところだから、
お酒の一杯くらいはいいだろう」
…と仰っているらしい。

地域活性化の町興しのため、
高野山近くにきていただいたお客様に、
おもてなしできるようなビールを目指している。

よって高野山だけでしか飲めない。

宿坊には

外国人観光客もたくさん訪れているので、
大変喜ばれるだろう。

※以上NHKテレビの抜粋。

 

 

さてこの、

生体ミネラルで育てた初のビール「天空般若」、

話題沸騰はとても喜ばしい事なのですが、

町興しが目的なので、

通信販売・発送は行っていません。

 

だから高野山方面に行かれる方がいて、

もし飲めたらラッキーですね!

 

 

※地元に行かないと飲めないものなので、

農業スタッフが現地に行ったついでに、

出来上がったばかりのビールを、

特別に進呈してもらいました。

 

早速社内で試飲会。


「う、うまい!!!」

コクもあるしホップの香りも引き立っていました。

 

空海さんもさぞ喜んで、

喉を潤したことでしょう!

 

ミネラルたっぷりのビールで。。