こんばんは♪
最近、CSで観る機会があったので超・古いけどこの映画をご紹介。
その映画とは・・・
「Dawn of The Dead」(1979年/邦題:ゾンビ)
ホラー映画の中で「ゾンビ」というジャンルを確立させたエポックメイキング的な作品です。
監督はもちろんこの人、”ゾンビの父”ことジョージ・A・ロメロ。
今作はロメロ・ゾンビ3部作の2番目の作品となります。
まずは簡単なデータから。
●データ
監督=ジョージ・A・ロメロ
脚本=ジョージ・A・ロメロ
製作=クラウディオ・アルジェント、アルフレッド・クオモ、リチャード・P・ルービンスタン
音楽=ゴブリン、ダリオ・アルジェント
製作費=$650,000
興行収入=$55,000,000
この映画はいろいろなバージョンが存在します。
ヨーロッパの配給権はイタリア・ホラー界の巨匠=ダリオ・アルジェントが獲得しアメリカ公開版とは別に編集し味付けが多少違う(らしい)
1979年公開日本公開版もオリジナルではなく、残酷シーンのカット及び修正が加えられたものとなってます。
●簡単なあらすじ
舞台は米フィラデルフィア。
死者が蘇り生人を襲い始めるようになって3週間が経った。
その猛威はとどまる事を知らず全米中に広がりつつあった。
地元TV局「WGON」に勤務するスティーブンとフラン、スティーブンは友人であるSWAT隊員ロジャーはこの状況に見切りをつけ深夜、局のヘリコプターで街を出る事を決意する。
脱出前、ロジャーはアパート籠城事件の制圧作戦に参加、途中で知り合ったピーターに「一緒に街を出よう」と誘うのだった。
4人はヘリで街を出るが燃料不足の関係から空から見えた大型ショッピング・モールにヘリを降ろす。
モール内にも死者が溢れていたが物資類のほとんどが手つかずの状態であった。
4人は協力しモール内の死者掃討と出入り口の完全閉鎖に乗り出すのだった。。。
・・・とここまでが中盤です。
リメイクのザック・スナイダー監督版では登場人物の設定がかなり変更されていて、ヘリも登場しませんでしたね。
●登場する珍銃たち
ロジャーやピーターが使うハンドガンがレア中のレア。
Arminius HW-5T(22LR)という無名のリボルバーです。
設定では時代からしてS&W・M19とかコルト・トルーパー辺りを使いたかったんだと思いますが予算の関係だったりで銃火器アドバイザーを雇えなくて安く手に入った物を使ったんでしょう。
唯一の紅一点フランがモールでゲットするシングル・アクション・リボルバーも本家「コルト」かと思いきやHerters SA22(22LR)という代物。
次が一番衝撃でした。
ロジャー&ピーターはSWAT隊員なのでアサルト・ライフルを常時使うんですが・・・。
今の今までM16A1と思っていたのに調べてみたらまったくの別物でした。
Adler-Jager AP74(22LR)
弾薬も223じゃくて22LRだって!
良く観たらマガジンの中に”マガジン”があるじゃないですか!
ほんとは本家コルトのM16(もしくはAR15)を使いたいけど金がないからパチのこれで!って感じなのでしょうかね?
これ使うくらいなら映画「ハンバーガー・ヒル」でも使われた今は亡き日本のMGC製モデルガンの方がよっぽどリアルに見えるんだが・・・。
●総評
日本公開当時、あまりの衝撃を覚えた作品なんで鮮明に覚えてますよ。
エレベーターの扉が開いた瞬間、顔色が青いゾンビ達が「ワッー」と襲い掛かるシーンはトラウマ級でした。
今と比べるとゴア度はTVドラマの「ウォーキング・デッド」の方が数段上いってる気がしますけど当時はこれくらいでも凄いレベルでした。
特殊効果は本作に暴走族役で出ているトム・サビーニで彼はこの数年後(
1990年)にロメロ監督のゾンビ1作目である「Night of The Living Dead」をリメイクしてます。
今作はゾンビ映画のレジェンド的作品ですから点数は点けません。
それより何よりロジャーのライフルがM16(AR15)じゃないなんて・・・。
ではでは♪