途中までイライラしながら観た「劇場」 | ロックを愛す言霊詩人・彩花冬流(さいかふゆる)のブログ
今日は出かけられなくなったので、
Amazonプライムで
又吉さん原作の「劇場」を観た。

簡単に言うと、
売れない劇作家、永田(山崎賢人)と
東京に夢を抱いてでてきた女の子、
沙希(松岡茉優)の恋愛物語。

見初めて、永田のキャラクターが
なかなかのありがちなクズ男で
ムカムカしたのと、
対する沙希ちゃんは
純粋で性格の良い女子という設定なのか、
いい子ぶりすぎて、 
こちらも見ててイライラしてしまった。
(自己肯定感低すぎやんとも思ったし)

私なら即お付き合い解消やわー

とイライラしながら見ていたので、
途中見るのやめようかと何度か思ったけど、
最後何かあるかもしれんと
かなりガマンして見た(笑)

で、少しずつ話しが動いて、
最後15分ぐらいでやっと
イライラから解放されて、良き方向へ向かった。

で、最後まで観て良かったなと。

もし現実で私だったら、
あっという間に別れていると思うので、
(その前にお付き合いもはじまらないけど)、
この映画のような着地点は
絶対辿り着けないのだけど、
こうして、モヤモヤした最後にこういう
結果があるのだとしたら、
モヤモヤイライラしてる途中経過も
あっても良いのかもしれないと思った。

実際人生、恋愛に限らず、
いつもハッピーです!

なんてことはなく、
モヤモヤイライラしている時間は
けっこうある。

でも、それを避けてばかりいたら、

いやー良かったね!

っていう時間もないのかもしれないとも思った。

もちろん、なるべく気分よく過ごしたいけど、
そうはならないことは多々あるので、 
(モヤモヤイライラ時間て、
全くなくなりはしないな)

そんな時は
きっとまた良き時間にひっくり返る時があると
信じることも大切だなと、
「劇場」を観て改めて思いました。

イライラモヤモヤの最中も
良き方向へ向かっているのだと。