この日に限ってのお話。 | 英国に慣れ『ぬ』 ジャポネ-ヌ。

それは2020年2月10日の嵐の日曜日の翌日のことでございました・・・:

 

 

 

これ、warning triangleって言うんだって。へー。(買わなきゃ!)

 

 

※ご注意※

わたくしめファミリーの備忘録ゆえ、やたら長ーい。長ーい。要注意!

 

 

【第1幕】

午後3時に鳴ったスマホから

始まった・・・。:

 

 

義妹ちゃんからだった。

 

「ハロー。」

 

「HUFYGHRUTI^*(%^BHO&*!!あせる

 

「何?どうしたの?」

 

「HUFYGHRUTI^*(%^BHO&*ーーー!!あせるあせる

 

「ちょっと落ち着いて。落ち着いて。

ゆっくり言ってみて。」

 

スーパーの駐車場にて

車のエンジンがかからない。

ロードサービス(JAFみたいなもの)を呼んだけれど

知り合いの車修理工場へ持ち込んでいいか電話で聞いてくれー!

 

・・・ということらしい。

 

「落ち着いて。

知り合いの車修理工場なら、自分で話した方が事情を説明するにも早いわよ。

それに車修理工場が電話に出ても出なくても

とにかく車は工場前の駐車場に運んでもらってね。

自宅前に置かれても、工場まで誰も運べなくてどうしようもなくなるから。」

 

 

時計を見る。

ロードサービスが来るのは15:45頃という。

、、けれど、ここは英国。

約束の時間には来ないだろう。

来たとしても

その場で修理/工場へ運んで修理となれば

義妹ちゃんが自宅に戻るのは、運が良くても17時を過ぎてしまうだろう。

 

姪っ子Fちゃんの学校の時間割を見る。

「あ!Fちゃんが自宅で一人になっちゃうな・・・。」

昼間は一人でお留守番もできるお年頃になったFちゃんだけれども

生まれてこのかた、夜に一人でお留守番をしたことのないお方。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

しかも

ものすごーいビビり。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

この日に限って

お姉ちゃんのAちゃんは大学の用事で20時過ぎまで帰宅しない。

 

こんな日に限って

ひとりお留守番になるFちゃんになんかあったら

自分を一生許せなくなるだろう。

 

「暗くなる前に行かねばっ!真顔

とバスに飛び乗った。

 

・・・「という事情で、

わたくしは義妹ちゃんの家に行くから、会社帰りに寄っておくれ。」

と夫のスマホにメッセージを入れて。

 

 

 

【第2幕】

「あ!おばちゃん♡」

わたくしが到着するより10分早く自宅に着いていたFちゃんが

ドアを開けてくれた。

もう日が傾きかけていた。

 

 

日が沈んだ頃、

義妹ちゃんから連絡あり。

「*^%GTF$&IGG*T&*I!!!!!あせる

 

「え?ごめん、落ち着いてゆっくり言って。」

 

「HUUI*(%*&F& 歯医者の前*(&G^TVuyー!!あせるあせる

 

「歯医者がどうしたの?車の修理工場じゃないの?」

 

スーパーの駐車場に来てくれたロードサービスが

上がっていたバッテリーにその場で少しチャージしてくれ、

自分の運転で修理工場に向かっていたが

自分の歯科医院のあたりの信号待ち後にまた動かなくなった!

ロードサービスがやってくるのは50分後。

・・というのだ。

 

 

ロードサービスが来る時間が

車の修理工場が閉まる時刻間際。滝汗滝汗滝汗

しかも

もう外は真っ暗な上、

修理工場のある場所は人がおらぬ工場地帯のような場所。滝汗滝汗滝汗

暗くなってどの会社も閉まる時刻、

義妹ちゃんが一人で歩いて帰るような場所じゃない。ゲッソリゲッソリゲッソリ

タクシーとて、一人で待っていて安全な場所じゃない。ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

 

時計を見る。

ちょうど夫が会社から帰る頃合いの時刻だ。

 

「・・ということだから

修理工場の人と話してくれる?

それと義妹ちゃんは歯医者さんのそばで立ち往生しているらしいから

行ってあげて。」

と夫のスマホにメッセージ。

 

 

案の定。

帰宅時間交通渋滞の中で

さらなる交通渋滞を作っていた義妹ちゃんの車、発見の夫。

向かっているはずのロードサービスは、

今回に限って

土地勘が全くなく、カーナビもうまく使えず

道に迷っているという。

 

夫が電話誘導でロードサービスを誘導し、

今回は、無事に修理工場へ。

・・・バッテリー交換となり、引き取りは翌日になったけれど。

 

 

 

【第3幕】

ほっとして化粧室へ向かうと

トイレットペーパーが終わりかけていた。

 

「取り換えのトイレットペーパーを・・・」

 

と探すと

ストックは残り1個。滝汗

 

おいおいおい。

おいおいおい。

 

下に降りて

コーヒーにミルクをと冷蔵庫を開ける。

 

なんもない。ガラーンガラン。滝汗

 

おいおいおい。

おいおいおい。

 

いつも買い物に行く週末、

嵐だったので行かなかったのだろう。

 

 

「ということなので

帰宅の道すがら

義妹ちゃんと買い物してきてね。

明日、車が無事に戻る保証もないし。」

 

 

夜20時。

義妹ちゃんも

夫も

Aちゃんも

無事に戻り

5人揃ってFちゃんの作った豪勢な晩御飯を囲んだ。

 

 

 

スマホの害ばかりが目立つ世の中になったけれど

スマホなしでは

この日を乗り切れなかったよ。

 

スマホさん、ありがとう。

 

 

 

Fちゃん、ごちそうさま。おいしかったよ!