(山と関係ありません)
「アリとキリギリス」、言わずと知れたイソップ寓話。
将来を見据えてコツコツ働くアリ、その日暮らしで楽しむキリギリス。
その末路は、悠々と過ごすアリと生き死にを彷徨うキリギリス。
どちらが幸せなのだろう?
この歳になると自分のことのように考えてしまう。
ちょうど分岐点にいるような気にさえなる。
普通に考えれば正解はアリの生き方かもしれない。
けれども人生を謳歌しているキリギリスの生き方は魅力的だ。
体力があるうち、気力があるうちに、いろいろなことに挑戦する。
それこそやりきれば、何の後悔もないはず。
最近、年金改革のニュースを見聞きする。
なんでも受給開始年齢を繰り上げれば(65歳~)、年支給額が増えるそうだ。
「それは得だね」
けれどもそれまでは働き続けなければ生活できない。
そもそも受給開始年齢が引き上げられる可能性だってある。
支給額が減額される可能性も高い。
年金だけでは足りなくなり、働かざるおえなくなる。
その場合でもその収入によっては年金が減額される。
在職老齢年金とやらの基準で決まっているらしい。
そうなると、
・年金全体の総支給額は抑えたい
・働けるならば死ぬまで働け
そんな、お上の意図が見えてくる。
アリとキリギリスで出てくる「アリ」にはなれないのではないか?
「うん、気づいてるw」
悲しいかな、日本人気質の「安定」に溺れてしまっている。
この安定を捨て、キリギリスになる方法が見つけられない。
山にきいてみるか(^-^;
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