先日の梅雨時の晴れ間に
久しぶりに県境を越えて
鳥取県倉吉市あたりへ行きました

美しい紫陽花がお出迎え


倉吉はかつて伯耆国の中心地です

まず向かったのは
伯耆一宮の倭文神社(しどりじんじゃ)です

倭文はしとり、しずおりとも読み
殖産の機織りの神である武葉槌命を祭りますが
ここは当初より
大国主命の娘である下照姫命も祭っています

下照姫命は海より出雲よりこの地に上陸し
従者と共に居を定め
安産、農業、医薬の普及につとめた神です

医薬の神というと少彦名神が多いですが
同じ出雲系で女性の神様が鎮座しておられるのを
興味深く感じました

倉吉市の中心部よりは少し外れて
東郷池の東側の山麓へ南から回り込みます
(東伯郡湯梨浜町大字宮内754)

この地方でよく見かける形の神門をくぐります


美しい彫刻が施されています


こんこんと湧く
冷たく清らかな手水舎で身を清めて


本殿にお参りしました
山の中なのでひっそりとしていますが
格式の高さを感じます


神仏習合の時代には神宮寺もあり
またその名残りの経塚もあるのですが
足下ゆるくあがらず---



神門の外には安産岩


夫婦岩がありました

ここも
出雲王権の謎を紐解く場所に違いありません
いい神社へ行けました