広島大学から
広報誌『HU-plus』が届きました

今回の特集は
越智光夫学長と茶道上田宗箇流十六代家元上田宗冏(うえだ そうけい)さんとの対談

茶道上田宗箇流---

上田宗箇は秀吉の側近の武将で
千利休や武野紹鴎から茶の湯を学び
古田織部の元で武家茶道を創始
1619年浅野長晟に従って広島入りしました

実は上田宗冏さんは
先代の甥っ子さん
お母様のご実家が上田家になります

原爆でお母様とご兄弟だけになり
4歳から先代家元から茶道を学び
十五代にお子さんがおられなかったので
20歳代後半で上田家に養子に入られました

修道中学高校から慶應大学を卒業し
広島銀行に就職
ご養子に入られても数年は銀行勤務を続け
茶道に専念されたのは31歳から---

その理由は
茶道を生業とする人生を送ることに
すぐには自信を持てなかったと

名跡を継ぐ覚悟は
重かったのでしょう

それから半世紀以上---
茶事のことだけでなく
文化事業に広く貢献され
上田家上屋敷を和風堂として再構築するなど
名家元と称されています