「ワイルド・スピードスーパーコンボ」 ★★★～猛暑を吹っ飛ばす爽快アクション

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2019』の掲載にあたって」

猛暑を吹っ飛ばす爽快アクション ★★★

(C)Universal Pictures

（2019年／アメリカ／136分／Fast & Furious: Hobbs & Shaw） 【　監督　】 デビッド・リーチ

【　出演　】ドウェイン・ジョンソン
ジェイソン・ステイサム
イドリス・エルバ
ヴァネッサ・カービー
ヘレン・ミレン
クリフ・カーティス

【あらすじ】

　ロサンゼルスで愛娘と静かに暮らす元FBI特別捜査官のルーク・ホブスと、ロンドンで優雅に暮らす元ＭＩ６エージェントのデッカード・ショウ。

　ある日、2人の元に政府から協力要請が入る。それは、全人類を滅ぼす新型ウイルス兵器を持ち消息を絶ったMI6の女性エージェント、ハッティを見つけ出すことだった。犬猿の仲であるホブスとデッカードだったが、ハッティがデッカードの実妹であったことから、やむなく手を組むことになる。

　そこに、ウイルスを狙うテロ組織で超人的な力を持つブリクストンが立ちはだかり、ホブスとデッカードたちを襲撃する。果たして、ホブスとデッカードは世界を救うことができるのか―

【コメント】

　毎年8月のお盆は故郷・盛岡で夏休み。ということで、2019年も無事長期休暇をいただき、仕事を忘れてのんびりと毎日を過ごしているわけですが、避暑地となるはずの盛岡も今年はクソ暑い！エアコンのない生活はこんなにもキツいものなのか。年々温度が高くなっているのか、はたまた暑さに耐えうる体力がなくなっているのか。

　そんな中でも映画鑑賞は忘れない自分ですが、今回鑑賞したのがご存知「ワイスピ」シリーズ最新作（というかスピンオフ）である本作。こんな猛暑の時こそアクションでスカッとしたい！ということで、地元の映画館「盛岡フォーラム」に足を運んだ次第です。

　さすがお盆期間、劇場は満員御礼ですな。

(C)Universal Pictures

　もうね、間違いないです、「ワイスピ」シリーズ。猛暑を吹っ飛ばすスカッとする爽快で痛快なカーアクション、十二分に堪能しました。面白かったです。

　今回は、シリーズの顔的存在であるドウェイン兄貴と、『ワイルド・スピード SKY MISSION』から登場したステイサム兄貴~~のツルッパゲ二人~~がコンビを組むバディ・ムービーとなっていて、ふたりの売りである肉体を使ったアクションから、もちろんスリル満点のカーアクションまで、オープニングからラストまでとにかくアクションアクションの連続。イカした音楽にド派手なアクション、136分の長丁場にもかかわらず詰め込みに詰め込んでお腹いっぱいになるくらいに満足できる作品です。

　ストーリーとかもはやどうでもよくて、高層ビルから生身で落ちてよく死なねーなーとか、あんなに車ボコボコになってよくケガひとつ負わねーなとか、いろいろとツッコみどころは満載ではありますが、そこはもう「ワイスピ」だからＯＫ！で片付くわけです。ドウェイン兄貴やステイサム兄貴がケガして戦えませんじゃ話が進まないわけで、ある種不死身だからこそふたりの存在感が活きていることになるんです。男の自分が「兄貴たちカッコいいぜ！」と応援できるアクションスターがまだ存在しているというハリウッドに拍手を送りたいですね。

(C)Universal Pictures

　いや～でも、「ワイスピ」シリーズがこんなにも長く続くとは正直全然思いませんでしたね。それでも、2017年に鑑賞した『ワイルド・スピード ICE BREAK』がシリーズ最終章の始まりということで、兄貴たちの雄姿が見られるのも残り少ないということですね。とはいえ、本作と同様にスピンオフ企画もいろいろとあるみたいだし、まだまだ稼げるうちは作り続けていくんでしょう。次回の兄貴たちの活躍に期待大です！

【2019年度 Myランキング】（8/15時点）

　本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

　盛岡も灼熱の暑さ。

（ベスト）…　★★★☆以上が基準

　　１位：アベンジャーズエンドゲーム　★★★★☆

　　２位：ゴジラキング・オブ・モンスターズ　★★★★☆

　　３位：運び屋　★★★★

　　４位：翔んで埼玉　★★★★

　　５位：クリード炎の宿敵　★★★★

　　６位：特捜部Q カルテ番号64　★★★☆

　　７位：七つの会議　★★★☆

　　８位：映画賭ケグルイ　★★★☆