今回の話は石岡の祭りの時に立ち寄った『日天宮』です。
古くから太陽・月・星は信仰の対象になっていて、常陸国の国衙が置かれていた石岡市では、それらを奉る日天宮・月天宮・星の宮が創建されて、『府中三光宮』と呼ばれていました。
今回訪れた日天宮は太陽を奉ると聞いて解る方もいると思いますが、祭神は天照大神です。
そして此方が日天宮の鳥居です。
御影石を使った神明鳥居形式というらしいです。
間近で写真を撮ったので解りにくいですが、参道が結構長いです。
境内社の御獄神社。
上に書いた月天宮は貝地町一丁目二番地に現存しているそうですが、星の宮に関しては現在は存在しておらず、かつて星の宮があった場所に『星の宮町』という名前で地名だけを残すのみになっています。
常陸国総社宮に同名の星の宮神社という境内社があるので、調べてみたらいつ頃からなのかは解りませんが、星の宮は総社に合祀されているようです。
因みに星の宮が元々あった場所と国衙を結ぶと正南北の線上になり、北極星信仰の現れなんだそうです。
昔は星の宮は官吏が祭祀を行い、後に香丸町の氏神様とされ、毎年祭事が行われていた様です。
それでは石岡の祭りの囃子を演奏している光景で、今回の記事を締め括ろうと思います。
日天宮
茨城県国府七丁目四番地