カラダの使い方

自粛明け、満足にサーフィン出来ない・・・その2

こんにちは!
台湾ナショナルチームのサーフコーチ林です。

今日は、前回の続きのコラムですね〜
自粛明け、満足にサーフィン出来ないシリーズその2です。

サーフィンで思うようにカラダが動かせない・・・

特にパドリングやテイクオフ、これらの動作で起きる悩みではないでしょうか?
実際に、僕も同様の事を感じた事がありますし、以前は「腹ばいの状態だからそんなもんだろう・・・」と気にもせずに問題とも捉えていませんでした^^;

  • パドルして腹ばいの状態でカラダが重たいと感じる
  • もっと腕を速く回したいのに、なんかいつもより遅い
  • テイクオフの動作が、重たくて遅い

まぁ、しばらく20~30分海に入っていれば戻るだろう〜的に考えていました。
しかし、この状態ってそのラウンドでずっと続きますよね^^;
なので、1ラウンド、サーフィンが満足に出来ないというわけです。

パドル遅い、テイクオフ送れる、乗ったとしても良くならない・・・
これって、メチャクチャ問題じゃないですか(笑

僕は、しばらく前まで、これを問題だと気付きませんでしたね〜
これらを解決出来る方法があると言ったら、本当だと思いますか?
ほとんどの人が嘘でしょ〜って言います(笑

しかし、これからお伝えする方法をやってみたら大きな違いを感じられるでしょう。
是非試してみてください^^
今日お伝えする方法は今年の末に本の出版が決まってて、確実な方法です。

なぜ、サーフィンで思うように動けないのか?

この問題は何処にあるのか?の結論から書くと、背中が動いてないからです。
背中が動いてないと言うことはどういう事か?というと、背骨が動いてないんです。
もしくは背骨の動きが悪いからです。

背骨は24個あります

 

人は動くときに必ず背骨が動きます。
どんな動きをしてても同様で、背骨が動きます。
サーフィンのパドルでもテイクオフでも、背骨が動いています。
つまり、パドルやテイクオフで背骨が動かないと、思うように動けないのです。

なぜ、背骨の動きが重要なのかというと、、、
カラダが動く原則があるからです。

カラダが動く原則とは
常にカラダは必ずお腹から動き、胸が次に動きます。
どんな動きでもこの原則から離れられません。
常に付きまとってきます(笑

背骨が動かない状態になっていると、お腹と胸の動きも悪くなりますよね。
お腹と胸の2つが動く状態を作るのが背骨というわけです。

そして、お腹の動きと足の動きが連動します。
胸の動きと腕の動きが連動します。
この様に、背骨と腕・足の動きってつながっています。

背骨の動きが悪い時は、24個ある背骨の一つ一つが詰まっている状態になっている事が多いです。
本来ならば柔らかくしなやかに動くのが、1つの湾曲した棒状になってしまいます。
この様なときに背骨がの動きが悪くなります。

腹ばいだけでカラダが重たいと感じるのは、背骨が詰まっているからです。
そのため、一番最初に動く場所が重たいので、そこから動きが出るときにも重たく感じてしまいます。

パドルで腕が速く回せないのも、腕と胸が繫がって動いているからです。
胸の背骨の動きが悪いと、いつもの速さで腕を回せないという事が起きてしまいます。

テイクオフで重たい、動きが遅いと感じるのも、背骨が自由に動かないから起きています。
なので、背骨が動く状態に戻してあげるのがポイントです。

そして、腕と足の筋肉のつながり(インナーマッスル)を辿って行くと、両方とも横隔膜にたどり着きます。
さらに横隔膜は背骨にくっついています。
そしてさらに、お腹と胸の間にあって、この両方を動かすのも横隔膜なんです。

横隔膜から肩甲骨にインナーマッスルでつながる

足のインナーマッスルも横隔膜につながる

横隔膜の使い方が分かると、腕と足、そして背骨も上手に使えるようになります。
動きを自在に操れるようになります。
もちろん、パドリングでもテイクオフでも同様です。

腕や足の動きに目が行きますが、横隔膜が実は動きの土台なんですよね。
なので、横隔膜が使えれば良い動きが出来るようになります。
普段、呼吸をしているので横隔膜の使い方って結構簡単に出来るようになります。

横隔膜

動きの良し悪しに影響する、2つの動きの違い

動きには2つの種類があります。

1つは、安定感(重さ)と軽さ
もう1つは、力(トルク)と速さ。

この2つです。
今日、書いているのはまさに1つ目の安定感と軽さと関係しています。
ここをコントロールするのが横隔膜です。

詳しく書くとかなり長くなるので、ザックリと書きますね。
※興味のある人は僕の講座(究極の体幹ワーク)で説明しています。

  • 安定感を出したい時:横隔膜が下げる
  • 動きを軽くしたい時:横隔膜を上げる

横隔膜が下がれば、背骨が詰まるようになるので動きが安定します。
横隔膜が上がれば、1つ1つの背骨の間が開くので、軽くなります。

動きの中心でもある、重心をあげるのか?それとも下げるのか?
ということを横隔膜でコントロール出来るというわけです。

因みに、3xワールドチャンピオンのミック・ファニングは横隔膜の使い方がとても上手いです。
しかも彼はサーフィンで横隔膜を上げて使うと言っている位です。
下の写真は横隔膜を上げ気味で使っている状態です。
小波なので軽く速い動きでスピードを出しています。

 

軽く動けるようになるためには、横隔膜を上げて使うのがポイントです。
そして、腕を速く回したいと思うときにも、横隔膜を上げておくことが関わってきます。

横隔膜を使いこなす3ステップ

どうやって、横隔膜を上げるの?
ミック・ファニングも言っているのですが、呼吸のワークをやり込む。
これで横隔膜を上げて使う方法が身につきます。
感覚的な状態から、どうやれば良いのかが具体的になって行きます。

1.横隔膜を上げる:胸に呼吸を溜める(胸式呼吸)
2.横隔膜を下げる:腹に呼吸を溜める(腹式呼吸)
3.呼吸を胸から腹へと移動させる

これら3つで呼吸方法を身に付ける事がポイントです。

胸と腹で呼吸を移動させる事が出来るようになると、動きながらも移動させる事が出来るようになります。
呼吸の移動が出来ると、体幹の動きを出す事が出来るようになるので、ホント良い動きが出来るようになります。

そして、思うように動けない・・・この原因も無くす事が出来ます。
呼吸のワークをやる事で背骨がしなやかに動く状態になっているからです。

呼吸のワークをやると、どうなるのか、、、

呼吸のワークをやると胸と腹に呼吸を溜める方法が分かります。
そしたら、次の事を試してみてください。

  • 胸に呼吸を半分ほど溜めた状態で歩いてみる
  • 腹に呼吸を半分ほど溜めた状態で歩いてみる

動きの軽さと重さの違いを体感することが出来るはずです。
胸に呼吸を溜めたときには軽く歩け、腹に呼吸を溜めたときには歩くのが重たくなる。
この様な差が出て来ます。

慣れてくると呼吸を溜めなくても、横隔膜を上げた状態と下げた状態を使い分けられるようになります。
パドリングやテイクオフ、これらは横隔膜を上げた状態で行うと、カラダや動きが軽いと感じられます。

冒頭にあげたよくある問題の

  • パドルして腹ばいの状態でカラダが重たいと感じる
  • もっと腕を速く回したいのに、なんかいつもより遅い
  • テイクオフの動作が、重たくて遅い

これらを解決することが出来て、さらにこのサーフィンにおける最悪な状態になる事を回避することが出来ます。
この下に呼吸のワークを載せておくので、是非やってみてくださいね!

P.S.今なら全ての内容を、特別価格の110円でお試しできます

もっと詳しく知りたい〜使いこなす方法を知りたい〜って方は
今日お伝えしている内容から、より深いノウハウや具体的なテクニックを身に付けられる究極の体幹ワークがオススメです。
リスク無しでお試し出来ます^^
→究極の体幹ワーク

PPS.呼吸のワークはこちら

 

 

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