いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

宮柊二の歌~その7~戦争

2018-12-09 19:32:32 | 短歌


宮柊二は、
徴兵により
日中戦争に参戦し、
5年間、戦いの野にあった。
凄惨な状況と
残った心の傷は、
その頃の歌からも
戦後の歌にも
感じられる。

北原白秋に師事し、
戦後
短歌誌
「コスモス」

創刊したのは、
周知のとおりである。

「山西省」より
4首挙げる。

‥‥‥

まどろめば胸どに熱く迫り来て面影二つ父母よさらば

たたかひの最中静もる時ありて庭鳥啼けりおそろしく寂し

おそらくは知らるるなけむ一兵の有様をまつぶさに遂げむ

おんどるのあたたかきうへに一夜寝て又のぼるべし西東の山




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