いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

半世紀を経た「蒼ざめた馬を見よ」

2018-12-09 22:06:31 | 文学


思い立って、
五木寛之著
「蒼ざめた馬を見よ」を
読んだ。
半世紀近く前の小説である。
作者のシビアな経験を
明らかにしつつ、
ハードボイルド調に仕上げた本である。
ある本の出版に当たり、
国際的な陰謀が展開される。

まだ、
資本主義か
社会主義か
という問題がホットであり、
それを超えた
「社会的共通資本」
といった考え方が浸透していなかった時代の産物である。

当時、
この書を勧めた男は、
愛媛県をアピールする会社の社長となり、
薦められた男は、
老書生として、
読書三昧の生活を楽しんでいる。

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