河野裕子の歌~その3~ 2018-12-09 22:27:56 | 短歌 「家族の歌」所収の 短歌一家の歌集第2弾。 河野は、 乳癌との 戦いの中で、 精神の平衡を失いかけたこともある。 辛抱強く、 温かく、 心から、 彼女を愛した 夫と 子どもたちが、 河野の闘病生活を支えた。 ‥‥‥ ひと切れのさはらの切身を食べきれずだーれも居ない夜の食卓(河野裕子) 三歳のわたしはいつも待ってゐた父の来る日は父の帰る日(永田和宏) 夕暮れの小川に沿いてふく風の中を歩める姉弟の見ゆ(永田淳) 砂時計砂をこぼせる秋の日に指折りながら言葉をつなぐ(永田紅) « 半世紀を経た「蒼ざめた馬を... | トップ | 宮英子の歌 »
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