コロコロ転がるコロナウイルス〜銭湯編〜 | 訪問看護師はミタ

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訪問看護師MINAの頭の中をのぞいてみたら、こんな感じです。

地元の温泉の銭湯へ行った。銭湯は、穴場だ。

訪問看護師にとって一般の人々と裸でお付き合いできる素敵な社交場だ。

Webパトロールも欠かせない情報収集だが、ネットの世界以外の市井の声は実はこういうところでしか聞けない。

 

そこでは「仰天コロナ情報」の宝庫であった。おいおい、マジか?大丈夫か?とツッコミどころ満載でワロテもた。関西のおばちゃんとしてはワロて終わり。でもそうはいかない、専門職としてはゾッとする内容だった。一部紹介します。

 

「コロナってどうなるん?」、「あれはマスク会社が大儲けやな、私はマスクはせんけどな(笑)」、「ほんまやなあ、私もマスクは苦手」。。

 

「あんた、家でベープ(蚊取りマット)炊きよ!ほんならバイキン死ぬからコロナも大丈夫」、「へーえ、ほな、そうするわ」。。

 

「家一軒焼いたらええねん、昔コレラが流行った時、家が焼けたら流行が治ってん、焼いたら熱が出るやろ、あれが菌を殺すからな、コロナも家焼いたら流行止まるわ」。。

 

銭湯の広々した脱衣場では大きなテレビが天井からぶら下がっていて、そこではCDCの建物の映像が映し出され、最新の感染対策情報についてアナウンサーが説明していた。みんなそれを半裸で横目に見ながら「ベープマット」とか話している。家焼くって話しているおばーちゃん、それ誰の家焼くねん?ツッコミどころ満載すぎるし〜。もう中世の魔女狩りレベルですな・・・。なんで?どうして?正確な迅速な情報がテレビで放映されていて、実況でそれを見聞きしている。それは音楽を聞いているかのように聞き流して、気楽な顔して「ベープ」なのだ。テレビ見ながらソレ?

 

関西人の私は笑いをこらえ吹き出しそうだった。しかしながら訪問看護活動に一般人の認識はこの程度と強く再確認できた。医療人の常識は一般人の非常識、その逆もまた然り、では、また明日から頑張らないといけないですな。