猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ブリッツ

2020-02-22 22:01:18 | 日記
2011年のイギリス映画「ブリッツ」。

ロンドン市警の荒くれ刑事トム・ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、常に
犯罪者を徹底的に打ちのめしてきた。そんなある日、ロンドンで警官ばかりを
狙う連続殺人事件が発生。タブロイド紙の記者ダンロップ(デヴィッド・モリ
ッシー)が「ブリッツ」と名乗る犯人、バリー・ワイス(エイダン・ギレン)か
ら連絡を受ける。ブリッツはダンロップに記事を書かせることで予告殺人を行
い、警察を挑発する。ブラントは新任警部ポーター・ナッシュ(パディ・コン
シダイン)と共に犯人を追う。

ジェイソン・ステイサム主演のクライムサスペンス映画。犯罪者に対しては容
赦せず、どんな手を使ってでも逮捕してきた刑事ブラント。マスコミからはそ
の捜査手法をやりすぎだと言われている。ある日警官が殺され、その後も警官
殺しは続く。ロンドン市警は捜査本部を立ち上げ、警部ナッシュを迎える。ブ
ラントとナッシュは共に捜査することになるが、ある日犯人バリー・ワイスが
捕まる。ところがワイスは証拠不十分で釈放されてしまう。
ジェイソン・ステイサムの映画の割にはアクションは控え目。むしろ、ほぼな
い。でもハードボイルドなサスペンスものといった感じでなかなかおもしろか
った。サイコ・サスペンスと言ってもいいかもしれない。ナッシュがゲイとい
う設定もユニークで良かった。ブラントはワイスについて婦警と共に調べるが、
微罪だがすごい数の逮捕歴があり、殺された警官たちは皆ワイスを逮捕したこ
とがあるということがわかり、次に狙われるのは誰なのかがわかってしまう。
ブラントとナッシュは再びワイスの逮捕へ向かう。
ワイスの恐るべき執念深さ。そんなことで復讐なんてするだろうか。自分が悪
いのに。サイコパスの考えることはわからない。黒人の婦警と彼女が面倒を見
ていた少年のエピソードがうまく挟まっていて良かった。バランスがいいとい
うか。ラストのブラントのダンロップに対する仕返しも笑えた。ロンドン市警
はちょっとお粗末な感じもしたが、荒くれ刑事と紳士的なゲイの警部というコ
ンビが意外に良くて、私は結構楽しめた。全体的に古い感じのする映画だが、
イギリス映画っぽさが好きである。


だんだん眠たくなるノエル。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青の稲妻 | トップ | ディアスキン 鹿革の殺人鬼 »
最新の画像もっと見る