単心室症
手術歴・治療経過についての
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トミーが送ってくれた
黄色いマスクがお気に入り
この日の登校日は雨。
この日は給食ありの日だけど
授業時間は
45分から35分に短縮されているし
給食を食べて終わりのため
午後までとはいえ
早めの下校。
だけど
午前中旺ちゃんがいないだけで
なんとも静かでちょっとびっくり。
雨が降っていて
こんなに静かに雨の音を聞いたのは
久しぶり。
なんとも心地よくてしばらく
目を瞑って雨音を聴いていると
気持ちが落ち着いていくのを感じれて。
オキシトシン分泌せよ。
こんな気持ちになれたのは
本当に久しぶりだった。
一見規則的なリズムに聞こえるけど
雨音もだけど
心拍や脈拍や呼吸なんかも同じで
一定のリズムのようで
ランダムとも違う不定のリズム。
自然界に生きる人間の
体のリズムと同じ
1/fゆらぎのリズムの雨音に
癒されるのは
なんの不思議もないのかもしれない。
旺ちゃんは弁逆流があるから
いずれは
機械弁になる可能性があるんだけど
そうなったら
血液の逆流が改善される代償として
自然に逆らうことになるから
また違った感覚で自然を捉えたり
なんてこともあったりするんだろうか…
とかふと考えてみたり。
雨音をはじめ
川のせせらぎや滝の音
枝葉が風にそよぐ音
小鳥のさえずりが
聴覚的に捉える1/fゆらぎ
だとすれば
心拍、脈拍、呼吸のリズムは
不随意的リズムとでもいうのかな
もしくは生体反応系とか
罰当たりなことに
当たり前だと思ってしまうこのリズムは
意識しないと感じれないリズム。
本当に
旺ちゃんが病気を持って
生まれてきてからというもの
自分の体を蔑ろな扱いをしてきたというか
感謝がなかったというか。
心臓が鼓動し
血液を循環させることは
至極当然と思っていて
というより
意識すらしていなかったかもしれない。
そんなことを思いながら
殊更雨音に耳を傾ける。
地面に打ちつける雨を想像して
またアスファルトから跳ね返る
雨粒の造形を想像してみたり。
旺ちゃんってそういう想像とかって
できるのかな？
とふと思ってみたり。
実は今
旺ちゃんがぶち当たってる壁は
国語の読解力で
ねこちゃんの気持ちはどんな？
とか
ふきのとうや雪は
どんな気持ちかな？
とか。
ふきのとうってなん？
だからふきのとうを教える。
次に疑問に思うこと。
ふきのとうってしゃべるん？
ふきのとうの気持ちってどゆこと？
まぁ～こんな感じかな旺ちゃん的に
スヌーピーの気持ちや
らんまりちゃんの気持ちが
わかるんだから
きっとコツさえつかめば
風の気持ちや太陽の気持ち
竹の気持ちだってなんだって
わかるように
なれると思うんだけどね
想像する力。
面白いことなんだけどな。
どう教えていこうかなこの面白さを。
オキシトシンの分泌を
すぐに阻止してしまう
このママンの思考回路
雨音よ
一旦旺ちゃんを遮断せよ
聴覚的な1/fゆらぎがあるならば
視覚的な1/fゆらぎもあるよな～
と段階的に遮断しにかかるんだけど
結局旺ちゃんに引っ張られて
視覚優位な子たちが多いから
ここはやっぱり視覚的なゆらぎを
追求すべき？
なんてまた考えていて
あぁ
集中集中
と首を振る。
癒やしをふんだくりにいく
こんなんでオキシトシン出るのかな
視覚的な1/fゆらぎといえば
何があるかなって考えてみる。
炎のゆらめきや木漏れ日
蛍の光や木目調のデザインなんかも
1/fゆらぎらしい。
ぼや～とした時間というか
ほわ～とした空間というか。
落ち着くよな～。
発達障害児の凸凹と真逆というかね
全体的に極端なところあるから
ぼや〜としてることに
居心地の悪さを感じる
パキッとした人生
メリーゴーランドより
ジェットコースターの方が
刺激的で楽しかったりするし
足並みそろってない
不定の人生もまた一興。
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