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今回は、プラークと歯石による歯茎の腫れについて書きます。

下顎前歯の裏側の舌の下には、舌下小丘(ぜっかしょうきゅう)と呼ばれる唾液腺(つばを作るところ)の出口があります。
顎下腺や舌下腺で作られた唾液(つば)は、この舌下小丘から分泌されます。

歯石は、プラークが硬く石灰化したものですが、この石灰化には唾液が関係しています。
唾液に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルがプラークに取り込まれると、硬い歯石になるのです。

基本的には、磨き残しによるプラークがなければ、歯石は付きません。

 
明らかな磨き残しがあり、歯茎が腫れている。下顎前歯は歯石が付きやすい
 


スケーリング(歯石除去)・PMTC(クリーニング)後。歯茎の腫れが改善している

 
歯石は、明らかに付きやすい人と付きにくい人がいて、付きやすヒトでは、スケーリング(歯石除去)をしても、1週間もすると再び歯石が付いてしまいます。

つまり、歯石を取ることよりも、まずはブラッシングの要領を覚えることが重要かと思います。

歯は、痛みや腫れなどの症状が出てからでは、治療が大変になります。
歯科医院は、症状のない時に利用するのが賢明です。

定期的な健診と、PMTC(プロフェショナル・トゥース・クリーニング)を受けることをお勧めいたします。

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