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今回は、抜歯や歯周病、インプラント手術に伴う内出血斑(青あざ)について書きます。

歯科の小手術では、お顔や顎下部、首のあたりにかけて、内出血に伴う青あざが出ることがしばしばあります。

いろいろな内出血斑の出方があります。

はじめに、暗紫色の内出血斑が出現し、徐々に黄変して消えていくか、或いは、はじめから黄色斑として出現し徐々に消失することが多いと思います。

脳梗塞の既往や、虚血性心疾患などで、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、内出血が起こりやすく、あざが出やすい傾向にあります。

また、肌の色が白い方も、あざが目立ちやすい傾向があります。

いずれの場合でも、女性のほうがあざが出やすいように思います。


  
抜歯により出現した内出血斑。暗紫色から黄色に変化した。1~2週間で自然に消失するので心配はいらない


内出血班は、時間の経過とともに、自然に消失するので、全く心配はいりません。

あらかじめ説明があればよいのですが、説明がなく、いきなりあざが出来ると驚きますよね。

臨床では、全てのことを見通すことは困難ですが、なるべく術前に考えられることは十分な説明をすることが、医師と患者さんの信頼関係を築くためには重要です。

そのためにも、十分なインフォームド・コンセントが大切ですね。



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