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今回は、歯の治療を成功させるために、是非ご理解いただきたいことについて書きます。
歯の治療は、そのほとんどが技術的な介入が必要で、医師の技量が重要であることは間違いがありません。
そして、歯科医師にできることは、
●正しい治療をしっかり行う
●治療に関しての説明や正しい情報提供を行う
●療養上の指導を行う
●前向きに治療に取り組めるよう患者さんを導く
などに過ぎません。
一般的に、患者さんは、治療に関して受け身であることが多いと思います。でも、ご自身の治療には、是非主体性をもって関わっていただきたいと思っています。
歯の病気の原因は生活習慣に由来することが多く、患者さん自身の生活習慣の改善が欠かせません。病気を克服するには、このことを正しく理解する必要があります。
また、実際の治療において、どうしても患者さんの協力が必要なことがあります。
例えば、歯列矯正においては、顎間エラスティック（ゴム）の使用や、保定装置の使用は、よい治療を完結させるために必須です。
そして、予約の日時に関しても、医師と患者さん双方が約束をきちんと守ることが大切です。
もちろん、お互いにやむに已まれぬ事情がある場合は別ですが、基本的に予約の時間や日時を守らなければ、良い治療は出来ませんし、受けられないと思った方が賢明です。
時間は、誰にとっても平等に存在するものですが、その価値観はヒトによって全く異なります。
社会通念に照らし合わせ、お互いに努力することが、良い治療をするためにも、受けるためにも必要ではないかと考えています。
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