当ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

砂糖依存症という言葉をご存知でしょうか?

依存症というと、煙草やアルコール、薬物などが思い浮かびますが、実は砂糖にも依存性があるというのです。

依存症は、依存性物質の摂取の増大と、それに続く離脱症状、そして渇望と摂取回帰の3つの段階を辿るとされます。



ラットにおける実験を以下に記します。

ラットに12時間空腹にさせた状態で砂糖水を摂取させ、これを周期的に過剰摂取させたところ、摂取量の増大が認めた。
さらに、餌の停止またはオピオイド遮断(オピオイド とは、脳のオピオイド受容体と親和性を示す化合物であり、モルヒネやコデイン、β―エンドルフィンなどの総称)によって、ラットは歯ぎしりや震えなどの禁断症状を発現した。
そして、ラットに砂糖水の投与をやめると、自ら砂糖水の出るレバーを何度も押す行動を示す。


砂糖と甘味は、脳のβエンドルフィン受容体の部位を活動させる刺激となることが知られています。

βーエンドルフィンは、脳内モルヒネと呼ばれ、鎮痛や鎮静に働き、鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があり、多幸感をもたらします。

このような根拠に基づき、砂糖や甘味は依存性を有すると考えられているのです。

清涼飲料水に使われる果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖は、果糖55%、ブドウ糖45%の割合で健康への影響は砂糖と同様とされています。

したがって、砂糖の過剰摂取の習慣を断つには、砂糖に対する理解を深め、相応の努力と決意を必要とするでしょう。


                  ブログランキング・にほんブログ村へ