まな板の上の鯉 | ミ―ナに恋をして

ミ―ナに恋をして

誰も読まない、誰も覗いてくれない、寂しくてしょうがない、甘えたい、すがりたい、泣きたくてしょうがない、でも、誰も助けてはくれない。そんなブログを書いてみよう。

まな板の上の鯉

いきなりごめん、武者震い

おごり高ぶる、悪い癖

自分をいさめる、叱咤激励

 

ここから逃げるな、見つめることだ

現実逃避は、あいならん

自分の範囲、許容範囲

自分の領域汲み尽くせ

貪欲にむさぼる、食い下がる

醜い、ひどい、汚いものを

自分なりに噛み砕け

言い聞かせてる、カツを入れる

 

若い時は、性善説で

凝り固まってた、お人よし

それから徐々に、性悪説で

「歎異抄」にも感化されて

悪いことでも容認できた

今じゃ白黒、グレーゾーンだ

ぼやけた感じ、ふやけてる

アナログ人間が、心地いい

加齢臭だ、古くさい

 

ショッキングなこと、三島由紀夫

自分の信念を貫いた人

憂国の志士、割腹自殺

天皇陛下の人間宣言に

異議を唱えた愛国主義者

あらぬ罵声を浴びながら

自分の信じた思いを具現化した人

信念の人に違いない

 

ちょっといかれた女の子

ジェルソミーナにひとめぼれ

学生時代に見た映画「道」

女性蔑視の最初の出会い

貧しいゆえに売り飛ばされた

暗くて寂しい悲しい人生

大道芸人ザンパノに捨てられて

一人静かに息を引き取る

海辺でザンパノ、男泣き

崩れるように、祈るように

なぜか今でも忘れられない

ジェルソミーナに恋をした

 

朝日新聞「天声人語」深代淳郎

「竜二君の死」、母の後追う、飛び降り自殺

病気の母を看取った後か

それともお医者さんが来てくれなくて

家には母に添い寝の枕二つ並んでた

誰も来ない、助けてくれない

やり場のないやり切れなさに

打ちひしがれた小学生

黒々と心に残る記事を書く

机の上にはくっきり涙の後が

むせぶ泣く姿があったという

ビビット電気、稲妻とどろく

好きな人に出会った瞬間

まねてみたいと、そう思う

そんな人になりたいと思う

 

ぬけぬけと、なにほざく

恥ずかしいと思わぬか

根っこの話だ、木の根っこ

洗いざらい、吐いてしまえ

俺のネタの種明かし

勇気のいること、まな板の鯉

ちょっと助平、いやらしい

「枯れ木に絡まる藤さえあるに

人の好きづき笑てけな」

痴人の愛のキャッチコピー

言われてみれば、おっしゃる通り