『2月16日の機材がぞくぞくと・・・ vol.3』の続きです。
2月16日にイベント『雷鳥５発売記念試聴会』の使用機材のレポートです。
今日は当社と同じ岐阜県にあるキソアコースティックのスピーカーHB-N1の音質の続きです。
スピーカーシステムを設計する際に重要な要素である位相について考えてみます。
位相ずれは2つのスピーカーユニット間に発生する現象で、
スピーカーは1本であれば発生しません。
FMラジオをモノラルのフルレンジユニットで再生するラジオが
意外に良い音をすることがあります。
これは位相の問題を全く考えなくて良いという要素も多分に含まれていると思います。
多くの方が気にするのは左右のスピーカーの位相
例えば、右のスピーカーはアンプのプラスとスピーカーのプラス端子が接続され（正相）
左のスピーカーはアンプのプラスとスピーカーのマイナス端子が接続されいた場合（逆相）
低域は減少し、ヴォーカルはひっこみ、不自然な音場になります。
これは誰が聴いても判るのですが、
同様にウーハーとツィーター間でも発生します。
この場合は少し複雑で、簡単に正相（位相差0度）、逆相（位相差180度）といった単純なものではなく
90度や－90度といった位相差になることもあります。
これはユニットの接続端子を逆にしても効果はなく
コイルやコンデンサー、抵抗といった電子部品で補正する必要があります。
安価なスピーカーではまず位相補正は行われませんし、
ネットワークも位相を考慮していないものが多く、
これが低域と高域の不自然なつながりになります。
HB-N1ではかなりのコストをかけたネットワークです。
低域と高域のつながりはとてもスムーズで
まるでフルレンジスピーカーを聴いているようです。
スピーカーの自作をされる方々にフルレンジが人気なのは
位相を考慮しなくてもよいですし
2WAY化したときの位相補正回路の微調整を行うためには多くの測定器と防音の部屋が必要なためです。
HB-N1の音質について2回に渡って書きましたが
まとめると、
HB-N1は大編成のオーケストラやオルガンが得意ではありませんが
それ以外の音源は十分満足できますし、
ヴォーカルに関しては何百万円もする海外の高級スピーカーに打ち勝つ素質のあるスピーカーです。
16日（日）のイベントでは当社の最新モノラルアンプRaicho5monoで再生します。
ぜひご来場ください。
次回に続きます。
≪お知らせ1≫
防弾ガラスを棚板に使用したオーディオラックのアウトレット品があります。
標準価格20万円が４１％OFFの￥118000（税別）！
数に限りがございます。
ムジカアウトレットモールへどうぞ
https://www.musika.jp/nws/outlet.html
≪お知らせ2≫
雷鳥５乗り換えキャンペーンのご案内
現在お使いのムジカ製の旧製品を返送頂き格安で新製品に交換するサービスです。
将来にわたって新製品を使い続けるていただける当社だけのシステムです。
今回の対象は雷鳥5シリーズです。
今までご愛用いただいた旧製品を￥59800（税別）で
新品の雷鳥5シリーズに乗換できます。
交換する旧製品は壊れていてもOK。
お申込期間2020年4月30日までです。
詳細はこちら
https://www.musika.jp/nws/norikae.html
≪お知らせ3≫
2月のイベント『雷鳥５発売記念試聴会』
新製品雷鳥５シリーズを以下のスピーカーで試聴します。
独・クアドラル ORKAN ￥900,000(2月20日発売新製品)
キソアコースティック HB-N1 ￥880,000
独・クアドラル ARGENTUM 590 ￥170,000
独・クアドラル ARGENTUM 520 ￥60,000
英・ワーフデール DIAMOND 210 ￥39,000
入場無料・事前申込も必要ありません。
日時 2月16日(日）第1部10:00～12:00 第2部13:30～15:30
場所 岐阜県大垣市上石津町一之瀬 ムジカ試聴室（ログハウス）
≪お知らせ4≫
当社試聴室（ログハウス）のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
2月12日
10:00～12:00 ◎
13:00～15:00 ◎
15:00～17:00 ×
13日
10:00～12:00 ◎
13:00～15:00 ◎
15:00～17:00 ◎
14日
10:00～12:00 ◎
13:00～15:00 ◎
15:00～17:00 ◎
◎ 試聴室はすいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
× 試聴室は使用予定です。この時間をご希望の場合はお電話(0584-51-6232)でお問い合わせください。
土曜、日曜、祝日をご希望の場合は事前にお電話でお申込みください。
