福岡発 コリアフリークなBlog

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ドイツ人の北朝鮮旅行

2019年11月19日 |  〇映画・映画音楽

헬로우 평양  「ハロー・ピョンヤン」 2019年 〇〇〇〇-
(864)



2019年に公開された北朝鮮紀行ドキュメント。


△ピョンヤンの中心部(映画より)

ドイツ人の映画関係者が制作した作品なので、正確には
韓国映画ではない。ナレーションもドイツ語(ハングル
字幕付き)。


△高層ホテルの窓から見たピョンヤン(映画より)

2013年と2017年の2度にわたる北朝鮮旅行の記録が、
研究者へのインタビューなども含め84分の作品に
まとめられている。


△金日成親子の巨大な銅像(映画より)

1度目は北京から国際列車で、2度目はウラジオストクから
飛行機で北朝鮮入り。

現地では、2度とも2人のガイドが付き、およそ1週間の
全日程が先方任せ。移動手段は専用のマイクロバスや
地下鉄。


△13年訪朝時、流ちょうなドイツ語を話すガイド(映画より)

唯一、ガイドが同行しなかったのは、2度目の旅行で
参加したピョンヤンマラソンのみ。


△17年訪朝時、流ちょうな英語を話すガイド(映画より)

また、重要なポイントは、2度の旅行とも映像の撮影が
禁止されていたので、
このドキュメント作品が、カメラや
スマホの動画撮影機能のみを使い、隠し撮りされた映像を
編集し作られたという点だ。

ただし、映画関係者の作品らしく、マラソンを走りながら
撮った映像など、ごく一部を除き、映像は非常に鮮明で
見やすく、全くと言ってよいほど、カメラによる隠し撮り
であることを意識させなかった。


△マラソンを走りながら自撮りした映像(映画より)

北朝鮮という全体主義国家を賛美するでも、侮蔑する
でもなく、ガイドを始め、現地で出会った人々や見た
ものをありのままに淡々と記録していた。

実に貴重な作品を見させてもらった。




(終わり)


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