山田悠介という作家がいます。
彼はリアル鬼ごっこという作品でデビューし、数百万部のセールスを記録しています。映画化もされていて知っている人も多いと思うのですが、この作品は最初文芸社という出版社との共同出資で自主出版されたようです。
編集者に観る目があれば全面的にバックアップをして、深いつながりを持っていたはずでしょうけれど、なんともへたくそな文章の上に、単純すぎるストーリーのためにそういった結果になったのではないかと推測されます。
この作品の主な読者は中・高生だと言われています。ゲームの世界をそのまま小説の世界で展開したことがヒットの理由だと分析する人が多いようですが、僕はもっと大きな要因があると思います。
それは誰が読んでも理解できるということです。
細かな情景描写や巧みな比喩などがなくても、伝えたいことをストレートに伝えることが出来ていることです。
僕たちはどうしても専門家としての立場をキープする為に専門用語を使ってしまいがちですが、もし沢山の集客を目指すのであればなるべく多くの人に理解される必要があるのです。
100のアクセスがあったとしても、理解してくれる人が9割と7割ではまったく違うのです。
もしあなたが何かの媒体を使って、告知する状況になったのであれば、その事を一番に考えてください。
また既にブログなどで訴えているのであれば専門用語を誰にでもわかる言葉に代えてください。
きっと反響率が上がるはずですから。