Jリーグを含む各カテゴリーのリーグ戦と同様に天皇杯もまたコロナ禍によって変更を余儀なくされ計52チームによるノックアウト方式に縮小。決勝が新国立競技場で行われる記念すべき第100回大会がこのような事態になってしまったことは本当に残念でなりません。
J1クラブからはリーグ戦上位2チームのみ準々決勝から出場ということですが、現在の戦いぶりから察するに残念ながら名古屋の出場は考えにくく、さらにこの日仮にマルヤス岡崎が勝ち上がったとしても2回戦は岐阜で行われるため、泣いても笑っても瑞穂で開催される天皇杯はこれが見納めということで参戦した次第です。尚、今回は無料開放だったこともあり入場時のアルコール消毒と検温、マスク着用の他にスマホもしくは書面による来場者登録も実施されておりました。
近隣クラブの顔合わせで組まれたこの試合はマルヤス岡崎が同じJFL所属の鈴鹿を相手に開始6分で先制、その後ペナルティエリア内でのファウルで得たFKの流れから鈴鹿が同点とするも、マルヤス岡崎が相手の左サイドを攻略して勝ち越すという見ごたえのある展開となりました。
後半にはDFラインの裏へ抜け出し相手GKと1対1となった船谷圭祐がこの日2点目となるゴールを決め3-1に。終了間際には疲労の色が濃いなかで左サイドを崩され1点差に詰め寄られましたがその後は選手交代を有効に使いつつ逃げ切ったマルヤス岡崎が勝利。ちなみに今シーズン、杉本恵太に代わって名古屋枠で?加入した津田知宏はベンチスタートで出場もありませんでした。
鈴鹿アンリミテッド改め鈴鹿ポイントゲッターズについては全国リーグで初となる女性監督就任やその招へいまでのいきさつ、奇妙奇天烈なクラブ名で一時話題を提供しましたが、スペイン人の指揮官らしく自陣から丁寧にパスをつないでゴールを目指す攻撃的サッカーを標榜、この日の2点目はまさにそのスタイルで奪った理想的なゴールでした。
勝ち上がったマルヤス岡崎の2回戦の相手は東海社会人リーグ2部所属の長良クラブで9月23日に岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて行われます。観戦可能かつ都合がつけば参戦も考えたいと思っています。