こんにちは。
日本ビューティーフード協会
代表理事の鈴木梨沙です。
皆さんの中でも
テレビ番組などで
「トマトにはリコピンが
たくさん含まれるので健康にいい」
と見聞きしたことのある人は
多いのではないでしょうか。
では、リコピンって
本当に体に良いのでしょうか？?
「食品」としてのトマトは
それなりに体にいいものの、
（野菜は健康にいいが、その中で特にトマトが
健康に良いというエビデンスはありません。）
実はその「成分」である
リコピンが体に良いという
エビデンスはないんですよ、ね。
確かに、
血中のリコピンの濃度を測ってみると、
その値とガンや心筋梗塞に
相関があるという研究はあるんです。
しかし、リコピンを抽出して
サプリメントとして摂取することにより、
ガンや心筋梗塞の予防、死亡率の低下
に効果があるというエビデンスはありません。
そのため、私が考えるに、
健康のために頑張って
リコピンを摂取する必要は
ないと思います。
健康的な食事をするために必要なのは
体に良い「食品」を選ぶことであり。
「成分」が重要なのではありません。
緑黄色野菜は体に良いが、
それに含まれるリコピンといった
「成分」が体に言い訳ではありません。
つまり、健康的な食事をするためには、
トマトにリコピンが豊富に含まれていることは
あまり大事ではないんです。
実際に日常会話で
リコピンの話が出てくるのは
日本特有の現象であり、
欧米の日常会話で
これらの用語を耳にすることは、
ごくまれだと言われています。
健康を維持するために重要なことは、
リコピンに惑わされて
特定の野菜を集中的に食べることではなく、
色々な種類の野菜や果物を
毎日たくさん食べ続けることだと
思うんですよ、ね。
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