ある日用事があって、めがねとしろとそろって遠出。

 

のついでに!気になっていたSan Juan Capistrano(サン フアン カピストラーノ)に 寄り道して、観光してきました。

LA近郊にも、こんな場所があるんですね。

 

 

 

カリフォルニア ミッションとサン ファン キャピストラーノ

 

カリフォルニアの歴史に欠かせないのが California Mission (カリフォルニア ミッション)。

 

スペインのフランシスコ会の宣教師による、現在のカリフォルニア州、当時のヌエバ・エスパーニャ北西部での宣教活動と、そのための拠点となった伝道所などの総称です。

 

 

伝道所は計21箇所作られ、その間の距離は48km。馬で1日、歩いて3日毎の距離に作られました。

 

その伝道所間をつなぐのは「王の道」と名付けられた道。「El Camino Real (エルカミノ リアル)」。この名前をとった学校もあるぐらい、意外と身近な名前です。

 

 

今回、LAからサンファンに向かう途中、先日アップしたPVに勝るマスタードの花畑が、フリーウェイに沿いに広がっていました。

しろ撮影のこの写真では伝えきれませんが、美しかったこと!

 

この「マスタードの花」は、ミッションをつなぐ道の目印としてまかれたもがはじまり。それが今はカリフォルニア中に広まり、春の風物詩となっています。

 

 

 

今回の訪れたサンファンにも、このカリフォルニアミッションの1つで、カリフォルニアミッションの宝石という別名を持つ

Mission San Juan Capistrano (ミッション サン ファン カピストラーノ)があります。

 

最南のカリフォルアミッションのミッションサンディエゴから、北へ3つ。

21あるうちの7つ目に古いミッションで、一番古いミッションサンディエゴの七年後、1776年の11月に設立された場所です。

 

今回、訪れるのを楽しみにしていた目的地が、ここでした。

 

 

 

南カリフォルニアらしい花が咲く庭園

入場するには大人1人10ドルかかりますが、その分整備され、人の手が行き届いるのが、ミッション サン ファン カピストラーノ。

お庭・中庭には、植え込みがたくさんされていていました。

 

決して手の込んだつくりではありませんが、南カリフォルニアでよく見かける花や植物があちこちに。カリフォルニアに適した園芸のヒントがありました。

 

春だから花盛り。一層の美しさ。オレンジいろの花は、カリフォルニアの州花、カリフォルニアポピーでしょう。

 

メキシコ近くの南カルフォルニアらしく、サボテンのアレンジも素敵でした。土の通路とあうこと。

 

 

敷地内は意外と広々。イベントスペースにも使われるようで、この時は設営中。

テーブルと椅子などがセットされていましたが、ここでのごはんを頂くなんて素敵でしかない!

 

ころりとしたくなるよね。

 

 

 

 歴史を感じる建物

入り口を入ってすぐ、目に飛び込んでくるのは、古い建物です。

 

その細長い建物がぐるっと敷地をロの字状に一周し、中庭を囲っています。

 

ヨーロッパの煉瓦造りの建物よりも新しいはずなのに、それよりも素朴で拙く、ゆえにどこか温かみがあって、土っぽさを感じます。

 

私はこんな雰囲気が好きなので、自分の目で見た後は、ものすごい数の写真を撮っていました笑

 

建物の一部は中が公開されていて、展示物や、ミッションについて学べる部屋があるので、建物の内側もみることができます。

 

 

 

Serra Church (セラ チャーチ)

 

ミッション サン ファン カピストラーノの異名は「カリフォルニアミッションの宝石」。

そしてその中にあるセラ教会は、「宝石の中の宝石」だそうです。

 

こじんまりした、決して大きくない教会ですが、そこに流れる空気は、何人もの観光客がいたとしてざわついていても、厳かさを失うことはありません。

 

暗い中に浮かび上がる黄金色の祭壇は、たくさんの人の行く末を見守ってきたのでしょう。

 

 

元々は、地元のネイティブアメリカンが建てた、カトリックの洗礼が受けれる教会だったセラチャーチですが、1811年頃には周辺に1200人が住むコミニティとして成長。

 

カリフォルニアは、スペイン植民地からのメキシコ独立を経て、米墨戦争(アメリカ・メキシコ戦争)でアメリカ領土となりました。

 

この過程でミッションは終焉をむかえ、持ち主も変わり、セラ教会は耐久性に問題があるとして、役目を一度終えもしました。

 

しかし20世紀に入り、歴史遺産の保護運動の高まりとともに、現在の姿を、取り戻し、得たそうです。

 

私たちは礼拝堂の空気を体験するだけでしたが、建築当時のオリジナルの状態に復元された部分、18-19世紀に作られたコレクション、1920年代の椅子などがあるそうです。

 

 

 

The Great Stone Church(ザ グレート ストーン チャーチ)

 

目にした瞬間、はっと息を飲んだのが、ザ グレート ストーン チャーチ。

ヨーロッパの神殿の跡地かと思うような、建物の跡ですが、1797年に建設が始まり1806年に完成した教会です。

 

破壊の原因は、1812年12月8日に起きた地震。40人の方が亡くなったそうです。

その後この教会は再建されることなく、メモリアルとしてこの状態で保存されています。

 

壊れたものは大抵修復再建されるもの。この状態で残してあるのは、このアメリカではもう個性的でさえある。

 

全体的に好きな場所でしたが、この部分はLA近郊とは思えない趣で、特に惹きつけられました。

 

 

 

Bell Ring Wall (ベル リング ウォール)

 

ミッション サン ファン には、こんな壁があります。

内側から見ると、

こんな感じ。

 

「鐘を鳴らす」のはミッション サン ファンの一つの伝統で、キリスト教の祝祭日やコミニティのお祝いの時に鳴らされるそうです→下部にリストあり←。

 

そして公式にこの鐘をならせるのは選ばれたごく限られた人のみで、今はたった3名だとか!

 

 

鐘には、聖人にちなんだ名前がそれぞれ付けられていて、もともとは4つそろって、前出のザ グレート ストーン チャーチに付けられていました。

 

が、地震により落下。新たに設置移設されたのが、この壁です。

 

地震によって大きい方から2つの鐘が壊れてしまったので、そのレプリカと、もともとあった小さい鐘2つが、現在は壁に付けられ、使われています。

 

 

壊れた大きい2つの鐘は、

ザ グレート ストーン チャーチの前にあります。

 

 

この鐘の音はどんな音か、大きさの違う4つの鐘をどうならすのか。一度聞いてみたいと思わせる歴史です。

 

 

 

ツバメと現役の教会

 

ミッション サン ファンでもう一つ有名なのが、つばめ。日本とは違う、壺みたいな巣を作るツバメが飛来します。

 

めがねがミッションで働いているお兄さんに聞いたところ、私たちが訪れた前日もツバメがやってきたいたそう。

 

今回は見れなかったけれど、この時期に行かれる方には是非見て欲しい、ツバメの巣の形

 

日本のツバメの巣とは違う、面白い形をしているんです!

 

 

 

そして、現在ザ グレイト ストーン チャーチの代わりに?使われているのが、Mission Basilica San Juan Capistrano (ミッション バシリカ サン ファン カピストラーノ)。

今回訪れたミッションの隣にある、この丸屋根の建物で、1986年に完成した教会です。

 

私たちは訪れませんでしたが、次回訪れてみたい場所。

 

 

 

 

また訪れたい!

 

訪れたミッション サン ファン カピストラーノは、歴史がつまった場所でした。

 

見知ったカリフォルニアのモノなのに、歴史とあり方がいつものものと違う。

 

今まで訪れたミッションとも違う、個性がありました。特にザ グレイト ストーン チャーチ、またみたいです!

 

 

私は歴史がもともと好きです。そして古いものや、その土地が築いてきた文化に魅力を感じます。だから余計に、楽しかったのかもしれません。

 

お庭も日陰は涼やかな風が吹き、植えてある植物はめがねを魅了し。

 

どこをみて絵になる景色は、新しくカメラを手に入れたしろを、引き付けていました。

 

 

みなそれぞれ楽しかったミッション サン ファン、お客様が来た時にでも、またいきたいと思います。

 

 

 

 

Mission San Juan Capistrano →HP

 (ミッション サン ファン カピストラーノ)

 

Add: 26801 Ortega Hwy, San Juan Capistrano, CA 92675 

Tel:   (949) 234-1300

 

 

Mission Basilica San Juan Capistrano →HP

(ミッション バシリカ サン フアン カピストラーノ)

 

Add: 31520 Camino Capistrano, San Juan Capistrano, CA 92675

Tel- Parish Office: 949-234-1360

 

 

 

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