鳳雛塾 活動再開 | 鳳雛塾blog

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新潟県新潟市の少年柔道チーム鳳雛塾(ほうすうじゅく)の子供達の奮闘記、指導者の思い、練習や試合の様子を綴ります。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により
学校が一斉休校となり
3月2日から鳳雛塾の活動も自粛してまいりました。

その間、
新年度となり、卒業、入学のお祝いの言葉を伝える事もできず…

OB、 OG5名が出場を決めていた全国高校柔道選手権大会が中止となり…

OB向 翔一郎が代表内定していた東京オリンピックが1年延期となり…

そして
全国高校柔道選手権に続き
全中やインターハイも中止となりました。

それについては…
特にインターハイ中止に関しては
心が痛みました。

新潟日報さんから
東京オリンピック延期について
向 翔一郎が出た鳳雛塾監督として…

インターハイ中止に関して
新潟食料農業大学柔道部監督として
取材を受けました。

東京オリンピックに関してはともかく
インターハイ中止に関しての取材中
高校三年生へのメッセージをという記者さんの
言葉に対して

「この新型コロナウイルス感染症が収束した時に、みんなの我慢のおかげで日本は救われた。
ありがとう。と伝えたいし、多くの人達にそれを心から讃えてほしい。」と話しながら(記事にはなりませんでしたが)、鳳雛塾の高校三年生の顔が頭に浮かび、記者さんの前で迂闊にも号泣してしまいました。



高校三年生が六年生の時の全国少年柔道大会



彼らには、現在よりそってくださる高校の先生方かいます。
その先生方は私以上に心を痛めている事と思いますし、私よりもずっとずっと彼らと気持ちを共にされていて、この状況の中でも多くの教えを彼らに与えてくださっていると思います。

そんな中で私から彼らにあえてメッセージを送る事は控えてきました。

まだまだ
新型コロナウイルス感染症は収束したとは言えないし、感染拡大の第二波、第三波がやってくる可能性がありますが…
3ヶ月の活動自粛からようやく活動再開できました。

この間に
生活が不規則にならないように生活ノートをつける。
柔道の研究ノートやトレーニングノートを作る。
オンラインで子供達とコミュニケーションをとる。
柔道単独練習の動画を作り自宅で行ってもらう。
柔道の作文や絵を書いてもう。
などなど…
出来ることを色々考え実行してきました。








そして
6月2日から感染症予防対策を十分に行い
全日本柔道連盟、IJF、新潟県柔道少年団のガイドライン等を厳守しながら6月2日

活動再開!

昨日からはキッズ柔道スクールも再開しました。

検温等体調チェックシート記入提出
手指消毒
畳、器具消毒
ウチ履き持参
練習前後のシャワー(自宅で)
柔道衣を着てこない、着て帰らない
窓全開で換気
原則マスク着用
※熱中症予防途中でマスク外す時間を設ける
指導者は表情が見えるようにフェイスシールド
ソーシャルディスタンス
※ただしソーシャルディスタンスを守るため
 とキッズに直接指導のためキッズの保護者
 兄弟はキッズと寄り添い一緒に行動する。

などを厳守して再開

マイスペースの確保と
体捌き、1人打ち込みなど単独練習用に
養生テープを貼る

15:15スタート
1 正座、礼、
2礼法指導
3サーキット
  休憩水分補給、マスク外す
4前受身、後ろ受身
5体捌き(左右前捌き、左右後ろ捌き)
6体裁きミラー(2m離れて)
  休憩水分補給、マスク外す
7足払1人打ち込み
8後ろ捌きからの足払1人打ち込み
  休憩水分補給、マスク外す
9背負投1人打ち込み
  休憩水分補給、マスク外す
10内股の1人打ち込み
11ストレッチ
12正座、礼
16:15終了





こんな感じでスタートしました。


高校三年生、そして日本の多くの方の我慢があったからこそ、こうして活動再開できたと…


心から感謝したいと思っています。