聞くつもりもない、イタリア人の会話 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




その日、

たまたま、隣り合わせになった

イタリア人の男と女は、

相変わらず、大きな声で

話しをしています。


食事中でありながら、

止むことのない会話は、

聞くつもりでもないのですが、

私の耳をついてきます。


男女は、

カップルでなく、

親と子ほどに年の離れた、

いわゆる、

同僚みたいですが、

シングルらしいオヤジは、

今日が、バレンタインデー...という事にかこつけて、

「君の親は、どうかい?」

なんて聞いています。


「お父さんは、もう随分長く、愛人と一緒だし、お母さんも、どうやら、相手が居るみたい...」


あっけらかんとしてますが、

なんだか、

込み入った話です。


それでも、

会話は途切れません。


「そうか、相手がいるのか...俺は、前のと別れてから、ずっとシングルだ!」

なんて、オヤジ、

何をどう

誰にアピールしてるのか???と

思ったりしますが、

私は、隣で、


なんだい?姉ちゃんのお母さん狙いかい???


なんて、

勝手に妄想しちゃうわけで、

お喋り好きなイタリア人の

それぞれの事情は

恥ずかしげもなく

本人の口から

ポロポロとこぼれ落ち、

ひた隠しするわけでなく、

今日も街角のあちこちで、

いろんな人が

自分のことを暴露しているのだなぁ...

なんて

思うわけであります。









⬇︎今日もありがとう!


最後までお付き合い、どうもありがとうございます。