私の名前… | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




遠くに見える月。


ようやく晴れたかな…と思ったら、
グッと冷え込む。
とうとう、冬の到来です。



「あなた、YUKIっていうの、素敵な名前ね。」


初めて会うイタリア人は、

大概、

そう言ってくれる。


イタリア人にとっては、

とても呼びやすい名前で、

まず、混乱することはない。


日本にいる時には、

ほとんど苗字で呼ばれてたから、

自分の名前を意識することはなかったけれど、

イタリアに来ると、

名前で呼ばれることの方が多い。


で、

二言目に、

こう聞いてくる。


「どんな意味があるの???」と。


意味など無い。


父ちゃんが、字画で決めたから。


それはそれで、

ウチにとっては、意味のあることだけど、

それはそれで、

説明は長くなるし、

そういう相手でもない。


ホントに気軽な気持ちで、

「何の意味あんの?」

と、問うイタリア人に

手っ取り早いのは、

「雪!かな…」と答える。


違うけど。


そうすると、

「おぉ、『雪』、気に入ったわ。」

なんて、言ってくれる。


気に入ってもらえて、

嬉しいけれど、

気にいる ってのがあるとしたら、

気に入らない ってのもあるのかな…

そんな事を

いつも考えたりする。


「あなたの名前、好きだわ!」

そう言われて、

喜んでいいのか、悪いのかは

わからないけど、

「あなたの名前、嫌いだわ」

なんて言われるよりかは

まぁいいか…

と思いつつ、

初対面の相手に

いつも、

こんな会話が繰り広げられる

イタリアのあるある、である。




⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。