苗木を買いに… | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。





買ってきた苗たち。


レタスやネギに、ブロッコリー。
本当は、種から育てたいところだけれど、
初心者的には、これがいい。



家から少し行ったところに、

農協組合のスーパーがある。

経営難で、9月の売り上げが悪ければ、

閉店してしまう…と知ったのは、

つい、先日の話。


スーパーには、農家さんから仕入れた新鮮な野菜があったし、

併設している植栽売り場は、

かなりの広さを保有している。

個人的には、この手のお店、

嫌いではない。


がしかし、

イタリアの、最近のスーパーの発展具合、

著しく、

この農協組合が今ひとつ、寂れた感じがしていて

閉店の勢いになっているのは、否めず、

それは多分、

コロナとは関係のないところにあるかと

個人的には、思ったりする。


閉店して欲しくないし、

その前に一度、苗木を買おうと

やってきたお店の前は、

もはや、場末の酒場みたいに

ビュウビュウと風が吹いてる感じで、

「え?開いてるのかしら…」と

思ってしまったほどだ。


「ガーデン用家具 2割引」なんて貼り紙が

ビラビラしていて、

色あせてる感じから、

もう、否が応、

閉まってしまうのね…感が、否めない。


入口のドアに近付いたら、

自動ドアが開いて、

おお、開いてる!と

なぜか、ビックリする。


中は、シンと静まり帰り、

ようやく、スタッフに「ブォンジョルノ!」と言われて、

我にかえる。


一層のこと、

「閉店セール」とうたって

少しの割引でもすれば、

もう少し、人が来るかもしれないのに、

でも、それが、

今月の売り上げ次第…とあらば、

簡単に、割引きしないよね…と

自問自答しながら、

苗を選んでいく。

もっとも、小さな苗なら、

1株 30セントくらいだから、

割引しようも、ないのか。


どうしようもないくらいの、

この雰囲気。


急降下な経済事情は否めず、

気がつけば、

私が手にしている苗は、

全て、食べれるものたちばかり。


これも、ご時世というやつか。


と言いつつ、

私のことを知る人は、

そりゃ、違うだろ!と

突っ込むであろう。




⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。