イタリアの素敵 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。





昨日の夕陽。


日に日に、日が沈むのが早く、
それだけで、
秋に近づいているなぁと
思ったりする。



昨年、子供を産んだ友人と、

実に1年ぶりくらいで再会する。


まさかまさかの

お子さま付きで、

分かっていたら、こっちから出向いたのに…と

自分の融通の効かなさを思いつつ、

でもそれは、私にとっては、

とても素敵なサプライズとなる。


子供は、サント(聖人≒神様みたいな)だと

イタリアに居るとよく思うけど、

無垢な笑顔を見ていると

こちらの方がアヤしていても、

逆に、癒されたりする…という、

不思議な魅力を持ち合わせる。


とりわけ、

イタリア人は、子供に優しい。


そんな光景を、

見た事はあったけど、

その日、見事に実感する事となる。


9月の半ばとはいえ、

まだまだ暑い、フィレンツェ。


せっかくだから、

バールでお茶でもと、

待ち合わせ場所から程近い、

小綺麗なバールに入ったそばから

大歓迎される。


もちろん、

私ではなく、お子さまが。


バールのお姉さんは、気を利かせて、

「クッキーとか食べれるかしら?」と

極力シンプルなクッキーをナプキンで包むと

子供の機嫌を伺いながら、

「お名前は???」と聞いてくれる。


事あるごとに、声をかけてくれる様は、

子供も嬉しいだろうけど、

大人の私たちは、より嬉しい。


いい大人の私は、

普通のサービスは味わったことがあるものの、

お子さん効果というものを受けたことがない。

当たり前だけど。

それを

初めて目の当たりにした。


凄い、優しい。


イタリアに来て味わった、

普通の優しさとはまた違う種の

優しさ。


入ってくる人、みんなに笑顔を振りまく

友人のお子さまは、

それだけでも、充分、

心温まるのだけれど、

いろんな人の対応もまた優しくて、

世界が、こういう空気で包まれたなら

どんなに良かろうかと思ったりする。


イタリアで、

子供はやっぱり、サントだと

改めて思う、

イタリアの素敵だ。





⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。