いつか… | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




オリーブの木。



いつか、こんな木々の広がる場所へ

移り住んでみたい…

と思う。




「オリーブ農園とか、好きでしょ。」



そう言われて、


海に行ったついでに、


友人に連れてきてもらった。



3ヘクタールほどの土地に植わっているオリーブの木々と


小さな農家。


おじいさんがひとり、待っていた。



「これね、ようやく剪定してね。多分、数年は大丈夫だと思う。」



決してなだらかとは言えない斜面に植わっているオリーブの木は、


樹齢も高そうで、


ひとつひとつを手入れしていくのには


大変だろうなと思ったりする。



「こう見えても、今年84でね…」



なんて、


さらって言いのけるお爺さんを


しばし、見つめてしまった。



「この辺りの手入れも、まあ時間はかかったけど、自分でやってね。好きなんだけど、妻が調子悪いんでね、売ろうかと思ってるんだ…」



そうなんだ…



お金さえあれば、


私が買いたいくらいの、


素敵な農園の端っこにはまた、


トマトだの、


ローズマリーだのが植わっている。



いいな、いいなぁ。



不動産なんて、


全く興味なかったのに、


土地っていくらするんだろうと、


サイトなんかをのぞいてみる。



100.000ユーロ。



なんか…ゼロが多すぎて、


分からなくなってきた。


土地の大きさも、ヘクタールだから、


かなり大きい。



ひとつだけ、見つけた、


5000ユーロの土地。



5000ユーロか…



そう思いつつ、


不動産屋のページを閉じる。



いつか…の夢は、


やっぱり、遠い夢なんだろうか。



フィレンツェは、今日もシトシトと


雨が降っている。






⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。





理想の間取りは?

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